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カテゴリ:ヨルダン生活編
朝早くに出かける用事があり、バタバタと準備をしていた先日のこと。電話が鳴りました。携帯の画面には見慣れない番号が。登録されていない番号です。「この忙しい時に~~」と一瞬、取らないでおこうとも思いましたが、でも、と思い直しました。 電話を取るとアラブのおっちゃんの声で、「バリード、バリード」。バリード? ファリードという名前の友達なら何人かいるけど、バリードなんて知りません。。「ミン ハーダルタック?」(どなたですか) 「アナ マー バアリフ "バリード"」(″バリード″なんていう人は知りませんけれど) と何度も言うのですが、相手は確信を込めて自分は「バリード」だと名乗っております。さらに「どこに住んでいるんだ? 住所を教えろ」とまで言ってきます。 そこでやっと気付きました。バリード=郵便局!! 郵便局からかぁ~。どうも私宛に小包が届いているらしく、配達したいらしい。めちゃくちゃなアラビア語で住所を伝えました。家の場所を電話で説明をするって、かなり大変。それもこれもヨルダンでは、場所にもよりますが住所などというものは存在しないに等しい。○○の近く、○○からまっすぐ、などとかなり適当です。最近でこそ各家々に番号が取り付けられていますが、3,4年前までは家の番号すらなかったらしい・・・。 当然、郵便配達などというものはありません。郵便局に備え付けの鍵付きポスト・ボックスをお金を払って借り、郵便が届いていないかどうかを定期的にチェックしに行かなければなりません。そんなわけですから、郵便局からの電話に戸惑ったのもお分かりいただけると思います。 日本からヨルダンへは EMS (国際スピード郵便) が一番確実。今回届いたのは、なんとこれまでのスピード最高記録! 3日で日本からヨルダンに到着しました。12月3日に送ってくれた荷物ですが、12月6日の朝にはヨルダンに到着していたのです。スバラシイ!!
第3世界と呼ばれるヨルダン。社会システムはまだまだかなり混乱しています。でも郵便制度はかなり信頼できます。私がヨルダンから日本に送った手紙で紛失したものはこれまでに一度もありません (でも観光客の方が日本に送ったという手紙は紛失したそうな・・・。なぜでしょう)。日本から送ってもらう荷物もほぼ100%こちらに届きます。一度、大学時代に紛失したことがありますが、これは大学内での盗みだとにらんでいます。 日本からヨルダンに荷物を送るには、多少のコツが必要です。さもないと、ヨルダンの郵便局で荷物を受け取る時にがっぽりと課税されます。この金額が何とも高額かつ適当。税金の額があまりにも高額なので、郵便局の係員とケンカしたことも。しかもクレームを付けて食い下がると、半額になったりします。やっぱり適当やん!! でも今ではコツをつかんだので、課税されることはありません。このコツはブログで紹介していいものか・・・もしご関心があれば個人的にお問い合わせくださいませ(笑)。 シリア・ヨルダンをレンタカーで周遊。http://picturesque-jordan.jp/rentacarinsyria.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.08 18:05:05
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