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カテゴリ:徒然なるままに、わたくしごと
↓一日一回ポチリと応援よろしくお願いします。↓ オンライン版 Newsweek 誌の World Voice というセクションに寄稿を始めてから、2か月ほどです。まだ 6 記事しかアップしていないわけですが…、最新の記事「アラブの裏の顔」(メイドへの虐待問題) への反響がすごく大きくて、ビックリ の私です。 アップして 2、3 日で 500 以上のツイートがありました。個人で気楽に続けているブログとは異なり、読者層が全然違います。担当者の方から「ツイートの反応も確認してみてくださいね」というようなお知らせをいただき、自分の記事への反応を見てみました。いろいろな反応があっておっかなびっくり 。とはいえ、自分の記事がどんな風に受け取られているかを知るのは良いことだと思います。 有名人の方などには、必ず否定的なツイートや意見があり、炎上しているような様子も見受けられます。凡人の私の記事への炎上はあまり見られませんが、それでも「ほーーーーう、こんな風に受け取られてるんや~」などと学ぶことができます。 ま、明らかに無知な意見もあります。例えば、私の記事でレバノンとヨルダンでのメイド虐待のことを主に扱ったのですが、「レバノンはペルシャ人の子孫だ。アラブではない」というツイートがありました。約 1 名の無知な人物が…(汗出るよ、あまりに無知すぎて)。レバノン人はペルシャ人とは全く関係ありません。彼らはアラブです。ま、強いて言うなら彼らは「フェニキア人の子孫」です (いや、レバノン人がそう主張するだけ)。でもフェニキア人もペルシャ人とは全く関係ありません。 一方、「ほほう! いいところ突いてるやん!」という意見もあります。例えば、この「アラブの裏の顔」(メイド虐待) の記事に対して、「なぜアラブと書くのか? アラブではなくイスラムではないか?」というご意見が。うーーん、なるほど、と思いましたが、私の記事ではあえて宗教には一切触れていません。なぜなら、中東で宗教を攻撃することほど不毛なことはない。 そしてメイドの虐待で悪名高いレバノンでは、国民の40%がキリスト教徒です。一方、54%がイスラム教徒。ですから、メイドの虐待に関わっているアラブには明らかに一定数のキリスト教徒が含まれます(なんせメイドさんが毎週 1 名亡くなっているくらいですから)。ですから、メイドの虐待を「イスラム教の問題」と一括りにはできません。 あとは…このメイドの虐待に触れた記事の中で書いたこの部分に噛みついていた人も数名。 アラブの歴史は抑圧されるか抑圧するかのどちらか。アラブ世界でバランスの取れた人格を身につけるのは難しい。もともと部族社会のアラブ。年上や部族の長 (もちろんすべて男性) の権威は絶対。たとえ間違っていてもです。相手との対等な関係というコンセプトが存在しません。こうしたアラブ独特の背景が、現在の奴隷制度を助長してきました。 「アラブはバランスの取れた人格を身に着けられないだと?」と怒り、私の記事は「アラブへのヘイト」だとツイートされていました。うーーーーん。あっそ。ちょっと違うんだけど。ツイートしている人の 1 人は、日本国籍を持つけどアラブの背景を持っている人でした。でもアラブ世界に住んだことはなさそう。この人は、「個々のアラブ」と「アラブ世界」を混同して噛みついておられるみたいだったので、あとから「アラブ世界の定義」を本文中に足しておきました。 この記事でいう「アラブ世界」とは、すなわち「アラブだけで成り立つ世界」のことで、中東のアラブ諸国を指します。「アラブ世界」と「個々のアラブ」は異なります。アラブ世界にはアラブ独特のおきてが存在します。このおきてに縛られたアラブ世界でバランスの取れた人格を身に着けることが難しいのです。アラブ世界の外で暮らし、このおきてから解放されている個々のアラブについてはこの記事で語っていません。 私としては、アラブを憎んでいたら、13年もアラブと付き合っていませんよ。でもアラブ世界の真実を知っている身としては、必要以上に持ち上げることもできません。ありのままを書くだけ。昨今は「アラブと結婚している」なんてことを自慢げに書く日本人女性もいますし (何がそんなに嬉しいのかニャ?)、そういう人に限って、イスラエルに攻撃された可哀そうなアラブ、ハマスは自衛軍で全く悪くない、というようにパレスチナ人をいわば神聖化している感があるので、それはちょっと違うのではないかなと思います。すべてに光と闇の部分があるということが言いたかったのです。闇の部分を無視して、神聖化するのが気に食わない。 でも 500 以上のツイートでのほとんどのご意見は「よくぞ記事にしてくださった」とか「言語化してくれてすごい」など肯定的なものが多かったです。 それにしても、真意を伝えるって難しい。個人ブログの場合は書きたい放題なんですけどね。そしてそれに関心がある方のみが読んでくださるわけで…。なので、読者層が全く異なるプラットフォームというのはすごい大変です! 汗かきかきです。ふぃぃぃぃぃ。 コロナ後は中東へお越しくださいね。 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ 中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.20 06:44:33
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