カナディアンソーラー、2014年モジュール外販2.8GWと48.5%増
カナディアンソーラー(阿特斯陽光)は、2014年の太陽電池モジュール総出荷量が、自社の川下プロジェクト向けを含めて3.1GW(3,105 MW)と、当初見通しの2.7~2.8GWを上回り、外販量は2.8GW(2,813 MW)で2013年の1.9 GW(1,894)に比べて48.5%増加した。 2014年第4四半期の太陽電池モジュール出荷合計は1,125MWで、外販量は897 MWと当初予測の810~860MWを大幅に上回り、第3四半期の770MWに比べて16.5%増加し、前年同期の621MWにくらべて44.4%増加した。モジュールプロジェクト事業向け出荷量は163MWで、第3四半期の173MWに比べて5.8%減少したものの、前年同期の41MWの約4倍に増加した。 2015年の通年モジュール総出荷量は、外販量3,300~3,500MWと、自社プロジェクトおよびEPC売上235~275MW、イルドコ(Yieldco)の立ち上げでバランスシートへの記載を保留中の460~490MWに460MWを含む約4.0~4.3GWを見込む。 2015年第1四半期のモジュール総出荷量は自社のユーティリティ規模太陽光プロジェクトへの出荷約55MWを含め、1,000~1,030MWを見込む。 2014年業績は、モジュール出荷の大幅増加を背景に売上高が当初見通しの29.3億~29.8億ドルに対して29.6億ドルで、2013年の16.5億ドルに対して79.0%増加した。トータルソリューション事業の売上高は、2013年の売上比率28.6%に比べて44.5%だった。営業利益は3億6,630億ドルで、減価償却費、償却費および株式報酬のための非現金費用が8,770万ドルだった。 2014年第4四半期売上高は9.25億~9.75億ドル当初見通しに対して9億5,620万ドルで、前期の9億1,440万ドルに比べて4.6%増加した。地域別売上高は、アメリカ大陸が61.8%と前期の71.7%から減少したが、前年同期の32.1%から倍増、アジアその他すべての市場は32.7%で前期の20.9%から大幅に減少したが、前年同期の62.4%から半減し、欧州市場は5.5%で前期の7.4%から減少、前年同期の横ばいに終わった。 2015年売上高は28億~30億ドルを見込んでおり、2015年第1四半期売上は7.25億~7.75億ドル、売上粗利益率は16~18%を予想している。 カナディアンソーラー(阿特斯陽光)の基本情報と関連記事