百花亭(ベッファジョン)から階段をどんどん降りていくと、白馬江(ペンマガン)に面してお寺があった。
高麗時代に、落花岩から身を投げた女性を供養するために建てられたという皐蘭寺(コランサ)。
ここからの白馬江は雄大な眺めや。もう少し降りたところに船着場があって、遊覧船で白馬江を下ることもできるみたいやった。
お寺の裏に薬水(ヤクス)が沸いてる。
この水は、百済の王様のお気に入りやったそうや。
近くの岩に皐蘭草(コランチョ)という珍しい草が自生していて、水を汲みに行く家来たちは、皐蘭草の葉を水に浮かべることで皐蘭薬水やっていうことを証明してたんやて。この水のお蔭で、王様は胃腸病はもちろん風邪もひかんかったそうや。
皐蘭草もガラスケースのなかに保護されて生えてた。
肝心の水はどこかと思うたら、ずいぶん下の方にあるみたいやった。銀色の長い柄杓を下ろすと水が掬えた。飲んでみると、冷たくておいしかった。
この水には「赤ん坊になったおじいさん」っていう伝説があるそうや。
大昔、所扶里(扶余の昔の地名)のある村に、仲のよい老夫婦が住んでいました。この老夫婦には子どもがおらず、おばあさんはなんとか若返って子どもを授かるように願っていました。
ある日、おばあさんは日山(錦城山)で修行をしている人から、皐蘭寺の薬水には驚くべき効果があるという話を聞きました。
次の日の明け方、おばあさんはおじいさんにその薬水を飲みに行かせましたが、夜になっても戻ってきませんでした。不安な一夜を過ごしたおばあさんは、翌日その場所に行くと、そこにはおじいさんの服を着た赤ん坊が泣いていました。おじいさんに薬水を1杯飲むごとに3年若返ると伝え忘れていたことに気づきました。おばあさんは後悔しながらもその赤ん坊を一生懸命育て、後にこの赤ん坊が成人になってから大きな業績をあげ、百済時代の最高官「佐平」になったそうです。 (扶余の観光マップより)
5杯分ぐらい飲んだから、15歳若返ったかもしれん。
また階段を上って、半月楼へ。
こういう建物はそんなに古いもんやない。
竪穴兵営址が、当時の百済時代の遺跡みたいやった。まだまだ発掘されてないもんが多いみたいや。
三忠祠には、百済末期の三忠臣、成忠、興首、階伯の影像と位牌がまつってあるそうや。
扶蘇山(プソサン)を2時間ぐらい散策して、お腹がへってきた。
続きます。
今日のラッキーくじは、Infoseekが1ポイントアタリやった。
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