テーマ:韓国!(16972)
カテゴリ:韓国、北朝鮮
KAIは韓国の航空機メーカー。 1999年、壊滅状態にあった韓国航空産業を立て直すために3財閥を解体し、それぞれの航空宇宙分野(現代宇宙航空、サムスン航空産業、大宇重工業)を政府が合させて設立した。 主に空軍戦闘機やヘリコプターなどを開発・製造しており、他の兵器と同様、輸出による外貨獲得が目標におかれている。 2017年3月13日 中央日報 韓国航空宇宙産業(KAI)は通貨危機直後の1999年10月に航空3社(サムスン・大宇・現代の航部門)を統合して設立された会社だ。 国の政策により設立され、防衛事業庁、航空宇宙研究所などとの協力事業が多い。 当初の設立目標は進入障壁が高い軍装備の国産化と効率化だ。 初めての国産戦闘訓練機である「KT-1」のインドネシア向け輸出(2001年)をはじめ、超音速高等訓練機「T-50」、超音速軽攻撃機「FA-50」、監視用無人航空機「ソンゴルメ」などが主力品目だ。 2010年にヘリコプター「スリオン」の飛行に成功し量産中だ。 これ以外にも次世代中型衛星開発、各種軍関連設備を製作しており、次世代戦闘機(KF-X)も開発中だ。 小型民需ヘリコプター生産をはじめ長期的に50人乗り中型旅客機などにも挑戦するという目標だ。 現在は売り上げの42%が軍から出ている。 残りは完成機輸出(21%)、旅客機部品製作などの民間需要(37%)で発生する。 昨年の売上額は3兆1000億ウォンで、今年はこれより小幅に多い3兆4000億ウォンを期待している。 …(略)… 官需で売上が増えるのことが企業の将来を示唆するとは限らない。 【T-50】 T-50は、KT-1に次ぐ韓国の国産航空機でロッキード・マーティンから技術的支援を受けて製造した超音速練習機。 国産と謳いながらもエンジン、電子装備などの中心技術は殆どがアメリカ製。 輸出するためには、米国の承認が必要。 インドネシア、フィリピンに輸出済み。 2012年11月15日にブラックイーグルス所属のT-50B 1機が江原道原州北東約9kmの山間部に墜落し、パイロットの少佐が死亡。 2013年8月28日に光州の空軍基地で離陸中のT-50が墜落し、空軍第1戦闘飛行団所属の少領(少佐)と大尉の2人が死亡。 2015年12月20日、インドネシア空軍のジョグジャカルタ空軍飛行学校創立70周年を祝う航空ショーで、インドネシア空軍の曲技飛行隊が運用するT-50練習機が墜落し、パイロット2人が死亡。 【スリオン】 KAI KUH-1 スリオンは、KAIが国防科学研究所、韓国航空宇宙研究院、ユーロコプター(現:エアバス・ヘリコプターズ)と共同で開発した汎用ヘリコプター。 構成部品の国内調達率は60%。 ターボシャフトエンジンはGEとサムスンテックウィンが共同開発。 2010年3月、試作機が初飛行。 2015年1月、韓国海兵隊向けの水陸両用型スリオンが初飛行。 2016年5月、運用中のスリオンに複数の欠陥が発生していることが判明。 機体フレームに亀裂が入ること、高空飛行時の低温環境に耐えられずにウインドシールドに亀裂が入ること。 陸軍に納入された50機を確認した結果2機で似たような亀裂があることが確認された。 また防衛事業庁は機体の左側の運転時の振動吸収材を固定するリベット周辺に微細な亀裂が入ったことを公表。 2013年2月、試作1号機のウインドシールドに亀裂が発生していたが、KAIは小石など外部からの物体の衝撃により損傷が生じたものと結論付けて交換していた。 これについて軍当局は亀裂は「致命的な欠陥ではない」と判断して軍への納入を継続させたため事故が続いた。 その後も量産17号機、量産28号機のウインドシールドが外部からの衝撃で完全に破損。 2016年1月、ミシガン州で試作1号機の凍結試験を実施したところ再びウインドシールドが破損。 2016年9月、2015年10月から2016年3月まで行われた101項目の機体凍結試験において29項目が不合格であった事実を防衛事業庁が国防部に報告していなかったことが国会質問の過程で判明。 2016年9月、国防部と防衛事業庁はスリオンを製作した韓国航空宇宙産業(KAI)に対し、スリオンの第一線軍部隊への納品を全面中断させる命令を下した。 2017年1月、防衛事業庁はスリオン14号機の検査中にメインローター作動機連結部分に7センチほどの亀裂が見つかったと発表。 2017年2月、防衛事業庁は「すべてのスリオンの運航を全面中断させた」と発表。 韓国人兵士でも搭乗を避ける者がいるとい始末。 こんなスリオンも輸出するぞと意気盛ん。
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最終更新日
2017年03月18日 20時00分03秒
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