テーマ:原発・放射能(193)
カテゴリ:地震、原子力
東京電力は、事故が急いで、根拠のない(=非科学的な)福島第一原発事故の廃炉の『中長期のロードマップ』示した。 急いだ理由は、一義的には、国内の原発の再稼動に向け国民の目を欺くため。 東京電力は大嘘をついた、あるいは出鱈目を国民に示した。 福島原発事故 原子炉に届いた冷却水は「ほぼゼロ」だったと判明 事故から5年半が経って分かった NHKスペシャル『メルトダウン』取材班 017年9月20日 現代ビジネス 官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎福島第一原発所長。 日本中が喝采を送った「海水注入騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。 …(略)… その結果、もともとあった核燃料と原子炉の構造物、コンクリートが混ざり合い、「デブリ」と呼ばれる塊になった。 1号機のデブリの量はおよそ279トン。 もともとのウランの量69トンに比べ4倍以上の量となった。 日本原子力学会で福島第一原子力発電所廃炉検討委員会の委員長を務める宮野は、大量に発生したデブリが、今後の廃炉作業の大きな障害となると憂慮する。 「279トンってもの凄い量ですよ。 しかも核燃料とコンクリートが入り混じって格納容器にこびりついている。 取り出すためにはデブリを削る必要がありますが、削り出しをすると、デブリを 保管するための貯蔵容器や施設が必要になっていく。 本当に削り出して保管するのがいいのか、それとも、削らずこのまま塊で保管す るのがいいのかって、そういう問題になっていく。 保管場所や処分の方法も考えなければいけない」 …(略)… 出鱈目な報告書の前提が事故後次々と明らかになる。 そのたびに廃炉作業の工程は期間が長くなるほうに改訂される。 多くの国民の目には最初の『ロードマップ』が印象に残っているか、忘れさられている。 平成29年9月1日 廃炉・汚染水対策事務局 3つある基本姿勢の2番目が「廃炉作業全体の最適化」。 今後も、新たな事実が判明するたびに改訂され続けるのだ。 デブリの量、どのような状態であるかは、廃炉作業の根幹にかかわる事象。 放射性物質を取り出すのではなく、地中埋設という選択肢でてくる。 その場合、福島県双葉郡大熊町・双葉町の住むところとしての復旧は絶望的になる。
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最終更新日
2017年09月28日 06時00分16秒
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