テーマ:世界遺産(30)
カテゴリ:テーマパーク 遊び場 旅
南国鹿児島は農業県であるとともに、観光県。
特に屋久島は世界のバックパッカーの聖地として、昨今のインバウンドブームの遥かに前から、世界から観光客を集めていた。 屋久島の移動自粛要請に「待った」をかけたのは岩崎グループの企業4社。 グループの中核企業である岩崎産業株式会社傘下の運輸事業を担う岩崎コーポレーションは「鹿児島県下最大の陸・海・空の交通ネットワーク」を誇る。鹿児島の離島の観光開発には特に力を入れていた。 屋久島への移動自粛要請に観光業者「撤回を」 …町長「命が最優先」 2020年4月11日 読売新聞 世界自然遺産の鹿児島県・屋久島で、屋久島町が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言の発令期間中は島への移動を自粛するよう呼びかけたところ、観光業者が撤回を求める事態となっている。 業者側は「死活問題」として、法的措置も検討しているという。 荒木耕治町長は9日、島内には入院できる病院が一つしかなく、感染が拡大した時に医療体制が維持できなくなる事態を避けるため、来島を控えるように求めるメッセージをホームページに掲載した。 緊急事態宣言が発令された7都府県の人や、発熱やせきの症状がある人を対象とした。 これに対し、島で観光、交通事業などを手がける岩崎グループ(鹿児島市)の4社が10日、町に対して撤回を求める文書を送った。 自粛要請は「営業権の侵害」にあたるとし、「緊急事態宣言が発令された地域の休業要請と同じような影響をもたらす要請は是認できない」と主張。 撤回などされない場合は損害賠償請求訴訟も検討するとしている。 岩崎産業
出典:Wikipedia 1923年(大正12年)に創業者の岩崎與八郎が木材加工業として創業したのが始まり。 同年9月発生の関東大震災後に鉄道省へ大量の枕木を納品して財を成し、昭和初期に郵便逓送事業と鉱山運営事業に、太平洋戦争のさなかに奄美大島での山林経営事業にそれぞれ進出。 ― 引用終り ― 世間の空気を読まない「撤回要請」は、大企業の横車と見受けられる。 だが、岩崎グループの背に腹は代えられぬ、企業を取巻く厳しい状況があると思われる。 近年の状況 出典:Wikipedia 岩崎産業 近年では、主力の運輸部門での燃料コスト上昇に伴う採算の悪化、観光需要の低迷、ライバルとの競争の激化などにより、極めて厳しい経営を強いられている。 有利子負債残高は2004年には900億円にものぼっていたとされ、この圧縮を目指して資産売却や不採算事業縮小などのリストラ策を実施するとともに、新規事業分野の開拓による収益の確保などを進めている。 また、三代目である岩崎芳太郎社長の下では、既存事業分野でのシェア死守などを狙い、国や競合するライバル企業を相手取った訴訟の提起も辞さない方針で事業を進めている。 主な事例として、2007年の鹿児島 − 屋久島航路をめぐる市丸グループ(コスモライン社など)や折田汽船などを相手取った訴訟や、2013年の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) を相手取った訴訟などが挙げられる。 ― 引用終り ― 運輸事業、海運事業において廃止・再編・解散・整理をすすめている。 三代目社長が会社を倒産させる本当の理由企業の盛衰は三代目社長が握っている Business Consulting・Japan Inc. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月20日 22時53分15秒
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