テーマ:自動車・交通(1699)
カテゴリ:自動車
コロナショックで米フォードの株価が著しく低下。
危険水準にあると報道された。 2018年4月、フォードは、北米市場で販売不振のセダンを廃止して小型車の生産を縮小、2020年までにトラックやSUV(多目的車)、商用車の比率を90%にする方針を表明していた。 また、生産台数が5万台に満たないモデルを中国からの輸入することでラインナップの維持を検討したが、中国との貿易戦争の激化により2018年度中に白紙化された。 米フォード株価が危険水域 ついに始まる大型倒産ラッシュ 【コロナショックが招く連鎖不況】 日刊ゲンダイDIGITAL 2020年4月17日 9時26分 【コロナショックが招く連鎖不況】 新型コロナウイルスによる大型倒産が市場で囁かれるようになった。 2008年のリーマン・ショックを超える景気後退が叫ばれるだけに、それも当然の流れだが……。 「米自動車大手のフォード・モーターは危険水域です。 株価低迷が顕著になっています。 3月23日には3.96ドルまで下落し、その後は5ドル前後での推移です。 この水準は日本でいえば50円程度をウロウロしている感じです。 ハッキリいって“倒産株価”です」(市場関係者) リーマン・ショック後の金融危機で、経営破綻した米自動車大手のGMは09年5月に株価1ドルを割り込んだ。 その直後、チャプター11(日本の民事再生法に相当)を申請している。 フォードも08年11月に1ドル割れ寸前まで追い込まれたが、この時は何とかしのいだ。 「今回はどうでしょうか。新型コロナの終息が見えないばかりか、フォードの業績は悪化するばかりでしょう」(前出の市場関係者) フォードは今週13日に2020年1~3月期(20年第1四半期)の見通しを公表した。 新型コロナの影響で世界販売台数は前年同期比21%減少。 税引き前利益は前年同期の24億ドル(2568億円)から、約6億ドル(約642億円)の赤字に転落するとした。 米航空大手のボーイングも大ピンチに陥っている。 ただ、米政府は国家安全保障にとって重要な防衛企業向けに170億ドル(約1兆8190億円)の資金支援を行う。 ボーイングは軍用機などを手掛ける防衛関連企業。 支援要請が可能な立場にある。 「ボーイングは救済されても、フォード支援は難しいでしょう。 GM、フォードの組合が所属するUAW(全米自動車労組)の支持政党は民主党。オバマ氏ならフォードに救いの手を差し伸べることも考えようが、トランプ大統領による救済は考えられない。新型コロナの影響で業績を悪化させている企業は、それこそ多岐にわたっています。 特定の企業だけを救うのは無理です」(証券アナリスト) ― 引用終り ― フォード・モーター・カンパニーは、1903年に設立された米国の自動車メーカー。 自動車の大量生産工程、および工業における大規模マネジメント(科学的管理法)を取り入れたことで20世紀の産業史・経営史にフォード・システムとして特筆される。
1913年、組立工程にベルトコンベアを導入し流れ作業を実現したことは象徴的できごと。 高効率の工場設備、士気を高める高時給の雇用、一台当たりの生産コストの革新的な低減を組み合わせたフォード生産方式・経営管理方式は「フォーディズム」と呼ばれた。 フォードの歴史は量産自動車の歴史。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月28日 06時00分09秒
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