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2020年08月09日
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テーマ:人口減(144)
​​​ 
 生まれてこの方、「人口爆発」については様々聞いてきたが、「世界的な人口減少」については初耳。​

 出生率の低下により、世界の人口は2064年にピーク(約97億人)を迎えた後、今世紀末には約88億人にまで減少するという予測を、米ワシントン大学の研究チームが発表した。
 一体どういうことなのか。
        
世界の出生率、驚異的な低下
=米大学予測
ジェイムズ・ギャラガー、健康・科学担当編集委員
2020年7月15日 BBCニュース
  …(略)…
何が起こっているのか
 出生率(女性1人が出産する子どもの平均人数)が低下している。
 この数字がおおよそ2.1を下回ると、人口の規模は小さくなり始める。
 1950年には、1人の女性が生涯に産む子どもの人数は平均4.7人だった。
 米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)の研究者たちは、2017年には世界の出生率が2.4と、ほぼ半減したとしている。
 2100年までには1.7を下回ると予測している。
 この研究は、英医学誌ランセットに14日に掲載された。
 出生率の低下により、世界の人口は2064年ごろには約97億人に達してピークを迎えるが、今世紀末までには約88億人にまで減少すると、研究者たちは予測している。
「これはかなり重大なことだ。
 世界のほとんどの場所で人口の自然減へと推移しつつある
と、IHME研究員のクリストファー・マリー教授はBBCに述べた。
「このことをじっくり考え、どれほど大きな問題なのかを認識するのは非常に難しいと思う。
 これは異常事態であり、社会を立て直さなければならない」
        ​
なぜ出生率が低下しているのか
 出生率の低下は、精子の数とも、生殖能力について議論する際に頭に浮かぶありきたりな事とも、何ら関係ない。
 そうではなく、教育を受け仕事をする女性が増え、避妊がもっと簡単になったことで、女性がより少ない子ども数を選択するようになったのだ。
 いろんな意味で、出生率の低下は成功談(サクセス・ストーリー)なのだ。
        ​
最も影響を受ける国は
 日本の人口はピーク時の2017年には約1億2800万人だったが、今世紀末までに5300万人以下に減少すると予測されている。
 イタリアでも日本と同様に、同時期に約6100万人から約2800万人へと劇的に減少するとみられている。
 日本とイタリアに、スペインやポルトガル、タイ、韓国などを加えた計23カ国で、人口が半数以上減少すると予測されている。
 マリー教授は「仰天するほど驚くべきこと」だと私に語った。
 現在世界で最も人口の多い中国は、今後4年でピークの約14億人に達し、その後は2100年までに半数近く減少して約7億3200万人になると見込まれている。
 そしてインドが人口で世界一になるという。
 イギリスは2063年に約7500万人となってピークを迎え、2100年までに7100万人へと減少する見通し。
 しかし、これはまさに世界的な問題となるだろう。
 195カ国中183カ国で出生率が人口置換水準(人口が増加も減少もしない均衡した状態となる合計特殊出生率)を下回ることになるからだ。
        ​
なぜ問題なのか
 これを環境にとって素晴らしいことだと考える人がいるかもしれない。
 人口が減れば二酸化炭素排出量が減り、農地のための森林伐採も減る。
「年齢構造の逆転(若者より高齢者の方が多い)や、年齢構造の逆転がもたらす一様にマイナスな結果を除けば、そうかもしれない」
と、マリー教授は言う。
 世界人口の多数派は若年層から高齢層へと推移しつつある
 IHMEの研究による予測は次の通り。
・5歳未満の人口: 2017年の約6億8100万人から2100年には約4億100万人へと減少
・80歳以上の人口: 2017年の約1億4100万人から2100年には約8億6600万人にまで急増
 マリー教授は、
「巨大な社会的変化をもたらすだろう。
 私には8歳の娘がいるので、世界がどうなるのか心配だ」
と付け加えた。
 とてつもなく高齢化が進む世界で、誰が税金を払うのだろうか?
 誰が高齢者のための医療費を払うのだろうか?
 誰が高齢者の世話をするのだろうか? 
 これまで通り定年退職できるのだろうか?
「我々はソフトランディング(大きな衝撃を伴わないよう着地)する必要がある」と、マリー教授は主張する。
  ― 引用終り ―
​​        ​
 日本や極東アジア、東南アジア​の問題だと思っていた人口減少は、グローバルな問題であるらしい。これは「資本主義の崩壊」どころではない大問題だと思う。
 利権拡大、宗教宗派対立などで世界中で人類の殺し合いが起きているが、いつになったら、人類は未来に向けた正しい方向を目指すのだろうか。 





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最終更新日  2020年08月19日 12時50分42秒
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