テーマ:なんでも実験♪(51)
カテゴリ:生活、家族、仕事
TVでウーブンシティのCFをみかけるようになった。 トヨタは、静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場、センチュリーなどを生産した旧関東自動車の工場跡地に「ウーブン・シティ」と呼ばれる、実験都市を開発するプロジェクト「コネクティッド・シティ」をスタート。 2021年2月より着工し、初期はトヨタの従業員や関係者をはじめとする2,000名程度の住民の入居を想定している。 「ウーブン・シティ」は、日本語に直訳すると「編まれた街」。 様々のモビリティが「人」中心で構成され、水素エネルギーを積極的に活用した、サステイナビリティを前提とした街づくりをすすめる。 トヨタの未来都市 ベストカー Web2021年3月20日 / ニュース … (略) … このウーブン・シティでは、道路は「人」「クルマ」「モノ」の流れを分離し、お互いに阻害し合わないような交通システムを構築。モビリティは自動運転で、カーシェアリングがベースとなる見通しだ。 モビリティ以外のライフスタイルも未来形。21世紀における人類の最大の課題といわれるのはエネルギーと水だが、まずエネルギーは再生可能エネルギーを大規模導入。水素備蓄と燃料電池による発電で電力を安定供給させる計画。また、水は雨をろ過して蓄え、水系や生態系への影響を最小化する。 シティのオペレーションにはAI(人工知能)を活用し、エネルギーや交通の流れはもちろん、住民の健康管理や住民同士の交流の支援など、パーソナルライフのクオリティ向上にもトライするという。 これらが実現すれば、まさに超先進都市。「そんな最先端の街なら自分も住んでみたい」と思う人も少なからずいるだろう。 ■初期段階はトヨタ従業員やプロジェクト関係者が居住 トヨタ東富士工場跡地に建設されるウーブンンシティ が、ここで疑問が起こる。トヨタはプロジェクトの初期段階においてはトヨタの従業員やプロジェクト関係者など、2000人程度の居住を目指すとしているが、果たして一般人がこのウーブン・シティに引っ越すことはできるのだろうか? 「ウーブン・シティはエンドレスでの実証実験都市で、ゴールをもともと設定していません。現時点で明確に決まっているのは『人間中心の街』ということだけで、居住地を分譲にするのか賃貸にするのかといったことも含めて対外的に公表できるようなものはまだ何もないのです」。 ウーブン・シティのホームページには、実際に応募するためのフォームも用意されている。 果たして実際にどのくらいの応募があったのか。トヨタによれば、構想発表から今年3月初頭までの1年余りで3000件超。日本国内だけでなく、世界からアイデアが寄せられたという。すでに提案者とのコンタクトも始まっているようだ。 ― 引用終り ― ウーブン・シティの公式サイトに応募フォームが英語書式で用意されている。 トヨタのしようとすることに共鳴する、英語が使える人であることは、住民候補の最低限の条件なのだろう。 公式サイト 2000人ではあまりに街が小さすぎる。 職住近接の住宅付きの会社、研究所ではなく、街が街として機能するには、それなりの規模が必要であり、働き手とその家族の暮らしを維持管理する人々、「トヨタ」以外の人々をどのように街に受け入れるかがポイントとなる。 豊田佐吉の紡績機、豊田喜一郎の自動車、トヨタホーム、豊田章一郎の工販合併(トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売の合併)など、起業の伝に倣おうとしているのだろうか。 豊田章男社長は、きっと未来を創ろうとしているのだろう。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|