テーマ:食養生(22)
カテゴリ:ダイエット、健康
あずきはポリフェノール、食物繊維、ミネラルが豊富な健康食材。 あずきのポリフェノールに胃がん、肺がん、肝臓がん、大腸がんについて抗がん作用が、動物実験で確認された。 また、あずきの米国の医学誌に記憶力低下、認知症の改善に関する論文が掲載された。 マウス実験で胃がん・肺がんの抑制効果も 2021年6月5日 NEWSポストセブン … (略) … あずきに含まれるポリフェノールは、動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防などに効果があることはよく知られている。さらにあずきは「食物繊維」も豊富だ。大塚製薬の公式サイトにある「食品に含まれる食物繊維量一覧」によると、大豆を使用した挽きわり納豆が100gあたり5.9gに対して、あずきは17.4gと約3倍の含有量を誇る。 「食物繊維によって腸内環境が改善され、便秘解消、冷えやむくみの改善が期待できます」(あずき研究の第一人者で名寄市立大学教授の加藤淳氏) ミネラルも多く含まれており、特に塩分を排出するカリウムは100gあたり1500mgと枝豆の3倍、グリーンピースの5倍である。あずきの「抗がん作用」に着目するのは、三重大学大学院准教授の伊藤智広氏だ。 「あずきに含まれるポリフェノール類が培養されたヒトの胃がん細胞に対して自然死(アポトーシス)を引き起こさせ、増殖を抑制することが分かった。また、胃がんを発症したマウスにあずきの煮汁を混ぜたエサを与えたところ、通常のエサを食べたマウスに比べて、がん細胞の増殖が60%まで抑制され、がんの進行を遅らせました」(伊藤氏) マウスによる研究では、胃がんだけでなく肺がんや大腸がん、肝臓がんなどにも一定の抑制効果が示されたという。 このほか、昨年11月には米医学誌『Journal of Medicinal Food』で、記憶力低下や認知症の改善に効果的だとする論文が掲載されるなど、あずきの力に世界が注目している。その“パワー”を活かすには「食べ方」がポイントになる。管理栄養士で山野美容芸術短期大学講師の望月理恵子氏が語る。 「最もポピュラーなのは和菓子ですが、砂糖を多く含むので、できれば避けたい。とはいえ普段の食事であずきを摂るといわれても、なかなか馴染みが薄いでしょう。私が勧めるのは『あずきスープ』です」 作り方は簡単で、水筒タイプの保温ポットに、乾燥あずき50g、固形コンソメ1個、塩少々、熱湯400~500mlを入れてよく振る。その後、常温で7時間ほど置いておけば完成。これを朝昼晩の食前に1日3回飲むだけだ。 「生のあずきにはレクチンという糖タンパク質が含まれており、十分な加熱調理をせずに食べると下痢や嘔吐などの症状を起こすことがあります。スープを作るときは、十分に沸騰した熱湯を入れ、熱を逃さないように注意してしっかりフタを閉めてください。薄味のコンソメが胃に優しく、毎日飲んでも飽きません。暑くなるこれからの季節は氷を入れて冷やすと、サッパリとした口あたりになります」(望月氏) ― 引用終り ― コンソメ味の『あずきのスープ』は食べたことがない。 砂糖を多用しないあずきの食べ方を試してみたい。 井村屋 ほっこりレシピ
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最終更新日
2021年06月20日 16時00分07秒
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