テーマ:ウクライナ(156)
カテゴリ:ロシア、ソ連
大義なき「侵略戦争」を戦うプーチン政権と軍部は、軍部だけで総力戦を戦い抜こうとしている。 それは「今動かせる資源」だけを全て利用しようとする孤独な戦いと化しつつある。 7月1日、ウクライナ軍は、ロシア軍が黒海沖に大型揚陸艦3隻を新たに配備し、海上封鎖の強化に乗り出していると指摘した。ロシア軍は6月末に黒海西部のズミイヌイ島から撤収したが、黒海封鎖を維持する構えとみられる。 ウクライナ軍は、ロシア空軍のスホイ30戦闘機が1日午後6時ごろ、2回にわたり同島で白リン弾による攻撃を行ったと説明した。 「あるものは全て使う」ので、クラスター爆弾や白りん弾も使うことになる。 高価な巡行ミサイルで民間の商業施設を攻撃することもある。 兵器だけでなく「人」も然り。 =退役者で将校補充か ―ウクライナ、戦いつつ撤退も 時事通信 英国防省は28日、ロシア軍がウクライナ侵攻作戦で急速に戦力を消耗していると分析し、軍の「空洞化」が進んでいるとの見方を示した。ロシア軍は死傷するなどして戦線を離脱した幹部の不足を補うため、退役将校や予備役を登用。東部ドンバス地方などでは戦闘能力が低下したまま消耗戦を展開しているが、「長期的には持続不可能」とみられている。 ウクライナ軍によると、ロシア軍は24~28日に巡航ミサイル130発以上を発射した。27日には中部クレメンチュクの商業施設に旧ソ連製の長距離対艦ミサイルが着弾し、市民約20人が死亡。報道によれば、29日にも南部ミコライウで集合住宅が攻撃され、少なくとも3人が死亡した。 東部の要衝セベロドネツクを制圧したロシア軍は、隣接するリシチャンスクの攻撃に移行している。米シンクタンク「戦争研究所」は報告書で、ウクライナ軍が「戦いながらの撤退」を行っている可能性が高いと分析。近くリシチャンスクを放棄し、西方のセベルスクやスラビャンスク、クラマトルスクを拠点として態勢を立て直すことも視野に入れていると指摘した。 同研究所は、ロシアが国民総動員をかけずに消耗した戦力を補充する方策を模索しているとも分析した。 米国防総省高官の話として、特に深刻化している将校の不足を補うため、退役者や予備役に依存しつつあるとの見方を示した。 ― 引用終り ― 50年前に製造された古い戦車、T-62なども含め、ロシアは、現有の通常兵器を使い尽くそうとしている。 通常兵器を使い尽くしたのちは「核兵器」の登場となるのだろうか。 …旧ソ連時代の旧型が民間施設直撃か 2022年7月1日 讀賣新聞 インターファクス・ウクライナ通信によると、ウクライナ軍参謀本部は6月30日、侵略を続ける露軍のミサイル攻撃が急増していると指摘した。露軍は完全制圧を目指す東部ドンバス(ルハンスク、ドネツク両州)以外の各地でも攻撃を強めている。 同本部の集計によると、露軍のミサイル攻撃は6月13〜29日の間に202回行われた。同月前半は82回だった。露軍は、ウクライナ南部に接する黒海やアゾフ海に配備した艦艇や潜水艦、航空機などから精密ミサイルを発射しており、最近は、ベラルーシ領内からの攻撃も増加したという。 ― 引用終り ―
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最終更新日
2022年07月08日 06時00分11秒
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