テーマ:春節(旧正月)(10)
カテゴリ:EV 電気自動車
2023年8月10日、米国・カリフォルニア州当局は、グーグル傘下のウェイモとGM(ゼネラル・モータース)傘下のクルーズの2社に、同州サンフランシスコ市内において自動運転車による「完全無人タクシー」の24時間営業を認可した。 クルーズ社の自動運転タクシーは8月17日に消防車と激突し、乗客が負傷する事故が発生した。 クルーズ社は8月18日、ソーシャルメディアで事故について説明。「当社の車両の1台が青信号で交差点に進入し、現場に向かう途中とみられる緊急車両に衝突された」とX(旧ツイッター)に投稿した。事故はテンダーロイン地区で現地時間午後10時過ぎに発生した。 この衝突事故により、現在米カリフォルニア州車両管理局では調査を行っており、GM傘下クルーズにロボタクシーの運営台数を調査が終了し、安全性向上の措置を講じるまで一時的に半減するよう求めました。 2024年2月11日、グーグル系「ウェイモ(Waymo)」が運営する自動運転タクシーの車両が、米・サンフランシスコの中華街で群衆に破壊されて炎上した。 チャイナタウンで群衆が車を取り囲んで窓ガラスを割り、車内に花火が投げ込まれて炎上した。現場は、中国の春節(旧正月)を祝う人々でにぎわっていたという。 ITmedia NEWS 2024年2月13日 米Alphabet傘下の自動運転車企業Waymoがサンフランシスコで提供している無人タクシーの車両が2月11日夜(現地時間)、チャイナタウンで暴徒に破壊され、炎上した。サンフランシスコ消防署が公式アカウントでポストした。 消防署によると、「落書きされ、窓ガラスを割られ、最終的に車両全体が炎上した」という。 Waymoは地元紙のSan Francisco Chronicleなどに対し、車両が破壊されたときは乗客が降車した後であり完全に無人だったという声明文を送った。 地元警察はこの件について特に発表しておらず、本稿執筆現在、逮捕者はいないようだ。 Waymoと米GM傘下のCruiseは、カリフォルニア公共事業委員会(CPUC)が昨年8月にサンフランシスコでのロボタクシー提供を承認したため、同地でサービスを提供してきた。 だが昨年10月、路上で他の車にはねられた歩行者をCruiseのロボタクシーが引きずるという事故が発生し、Cruiseはロボタクシーの提供を完全に停止している。 ― 引用終わり ― なお、最近サンフランシスコは、大統領選挙の争点になるほど治安が悪化していることで悪名高い。 【解説】 2023/11/29 Wedge 来年の大統領選挙を前にして、米国の治安が悪化して商業への悪影響が出ていると頻繁に報道されるようになっている。今回の記事では、その背景に加えて、来年の大統領選挙・連邦議会選挙との関連について検討することにしたい。 本当に犯罪は増えているのか? 今日の米国で治安がとりわけ悪化したという印象が持たれているのは、サンフランシスコ市とニューヨーク市であろう。サンフランシスコ市では、薬物犯罪や集団強盗事件を取り上げる報道が増大しているし、多くの商業施設が治安悪化や従業員の安全確保の困難性を根拠として閉店したとも報じられている。 例えば、サンフランシスコ市では、今年4月には高級スーパーのホールフーズが1年前に開店したばかりの店舗を閉店したし、8月には街の象徴的存在であった百貨店のノードストロームが閉店した。10月にはディスカウントストアのターゲットが近郊店を含めて3つの店舗を閉店している。同様に、ニューヨーク市でも薬物犯罪や集団強盗事件が増大しているとされるほか、地下鉄の治安が悪化しているという報道が増大している。 ― 引用終わり ― 米国GM(ゼネラルモータース)は、米Twitchなどの創業者でもあるカイル・ヴォクト氏が起業した自動運転スタートアップのクルーズ社を2016年に買収。 2018年にホンダが大型出資を決め、GM、GM Cruise、ホンダの3社による自動運転タクシーの開発をスタートした。 2023年8月17日、クルーズ社の自動運転タクシーが青信号で交差点に進入、現場に向かう消防車と激突し、乗客が負傷する事故が発生。 この衝突事故により、現在米カリフォルニア州車両管理局では調査を開始した。クルーズ社に対して、安全性向上の措置を講じるまで自動運転タクシーの使用を一時的に半減するよう求めた。 この事故と別の日、乾ききっていないコンクリート路面に入ってしまい工事現場で立ち往生する事故、音楽フェスの会場近くで通信の問題が発生し周辺のタクシー10台前後が停止するという事態が発生した。 ホンダは2026年初頭に日本で投入予定の自動運転車両「クルーズ・オリジン」を3社で開発を続けた。 2022年9月29日、開発する自動運転車両「クルーズ・オリジン」の試作車完成に伴い、テスト走行の様子や、開発者のインタビューをまとめた映像を公開した。 2023年10月2日、サンフランシスコサンフランシスコ市内の交差点で信号待ちをしていたCruiseの自動運転タクシーは、信号が青に変わって交差点に進入。そこへ歩行者の女性が赤信号を無視して横断を始め、クルーズ社のタクシーの隣の車線を走っていた日産の乗用車(人が運転)にはねられた。女性はクルーズ社のタクシー前の道路に投げ出され、タクシーは急ブレーキで停止。女性は車の下敷きになったが、車体の下部にセンサーがなかったことなどから、女性が下敷きになっていることを認識できなかった。タクシーjは衝撃は検知していたため、道路をふさがないよう路肩の方へ移動しようと6mほど走行したため女性が引きずられ、車輪が女性の片足をひいた状態で停止。救急隊が駆け付けて、女性が救出された。 10月26日、クルーズ社は全米で自動運転タクシーの営業を停止すると表明した。 ウェイモはサンフランシスコとアリゾナ州フェニックスで自動運転タクシーの営業を続けていた。 Honda 公式サイト 2023年10月19日 ニュースリリース ~クルーズ、GM、Hondaでサービス提供を担う合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結~ GM クルーズホールディングスLLC(以下、クルーズ)、ゼネラルモーターズ(以下、GM)と本田技研工業株式会社(以下、Honda)は、日本での自動運転タクシーサービスを2026年初頭に開始するために、サービス提供を担う合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結しました。関係当局の承認を経て、2024年前半の設立を目指します。 サービス概要 今回提供する自動運転タクシーサービスは、クルーズ、GM、Hondaで共同開発した自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」が指定場所まで迎えにくるところから、目的地に到達するまで全て自動運転で行われ、配車から決済まで全てスマートフォンのアプリで完結するタクシー配車サービスです。 ― 引用終わり ― ホンダとの自動運転タクシー開始計画が発表された5日後の10月24日、カリフォルニア州道路管理局(DMV)と同州公共事業委員会(CPUC)は、クルーズ社に対して、クルーズの同州内での営業停止と無人自動運転走行許可の停止を発表した。 11月8日、クルーズ社は全米で自動運転車950台をリコールすることを発表た。 クルーズ社は、2023年11月21日までに人間同乗型での自動運転走行を一時停止することを発表した。対象は約70台。 ホンダの自動運転タクシー開発担当者に激震が走ったかもしれない。 ホンダに激震! GM傘下Cruise、CEOも辞任 自動運転ラボ編集部 2023年11月22日 米GM傘下のCruiseは2023年11月21日までに、人間同乗型での自動運転走行を一時停止することを発表した。同社は相次ぐトラブルや事故を受け、すでに米国全土でのドライバーレスの自動運転タクシーの運行を一時停止することを発表しており、自粛措置を拡大した形になる。 Cruiseに関しては、日本のホンダがGMとCruiseとともに、2026年から日本でドライバーレスの自動運転タクシーサービスを開始する計画を発表したばかり。今回のCruiseによる停止措置は、パートナーであるホンダにとっては最悪なタイミングになった。 ― 引用終わり ― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月22日 06時00分11秒
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