テーマ:スウェーデン(42)
カテゴリ:EV 電気自動車
米国でEV(BEV)の販売が失速し、23年4~6月期以降、3四半期連続でハイブリッド車(HV、HEV)の販売台数がEVを上回った、との報道が流れた。
日本国内では、HVが売れているが、BEVが広く普及しているとの話はない。現在のバッテリーは乗用車には、大きく、重く、エネルギー密度が足りないということだろう。 一方CO"削減はあらゆる内燃機関に求められている。大型自動車や中・大型建設機械はスペースに余裕がある。航空機と全く異なり、建設機械は、重さが要件となるものも多い。 ボルボ・グループ・ジャパンは、新たな電動建設機械『EC230エレクトリック』を5月中旬に日本市場に導入すると発表した。 『EC230エレクトリック』を日本導入へ レスポンス 2024年3月18日 ボルボ・グループ・ジャパンは、新たな電動建設機械『EC230エレクトリック』を5月中旬に日本市場に導入すると発表した。この機種は、20トンクラスのバッテリー駆動式中型油圧ショベルであり、日本における需要の中心的な機種となることが期待されている。 EC230エレクトリックは、23トンのEV駆動式油圧ショベルで、従来のディーゼル機と同等の性能を持ちながら、排出ガスゼロ、低騒音、低振動、優れた制御性、低いトータル所有コストといった多くのメリットを提供する。 この機械は、264kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力160kWの自動2速シフト走行モーターを備えている。排出ガスがゼロであるため、低カーボンゾーンや屋内、騒音規制地域での作業が可能となる。また、駆動時間は約5時間で、急速充電オプションを利用すれば、連続したシフトでの作業にも対応できる。 運転席は使いやすさを考慮し、広いドアでの出入りが容易である。キャブは油圧緩衝マウントで支持され、衝撃や振動を軽減している。さらに、吸音材を使用することで低騒音化を実現しており、人間工学に基づいたインターフェース設計により、操作性と効率が最適化されている。フロントのワイパー、カメラ、自動ミュート、パワーマックス機能など、多くの機能がジョイスティック上のショートカットボタンに割り当てられている。 ― 引用終わり ― ボルボ・グループ(ABボルボ 〈AB Volvo〉)は、スウェーデンのヨーテボリに本拠を置く多国籍企業。 ボルボ・トラックス、ルノー・トラックス、マック・トラックス、東風汽車集団、アイシャー・モーターズ、ボルボ・バス、ボルボ建設機械、ボルボ・ペンタ、ボルボ・フィナンシャル・サービスなどを所有する。 1927年、ボルボは、SKF社の後援のもとに設立された。 社名の由来は「私は回る」という意味のラテン語のvolvoに由来する。SKFのベアリングのブランドに因んだ名称。 1927年4月14日、ヨーテボリのヒジンゲン にある工場から「ヤコブ」と呼ばれるVolvoÖV4が最初に製造されたボルボ車。 1999年、ボルボの乗用車部門がフォードに譲渡され、ボルボ・カーズとしてフォード社のプレミア・オートモーティブ・グループの1部門となった。 ボルボグループは、乗用車事業を「ボルボ・カーズ」としてフォード・モーターに売却した後、他国の商用車メーカーの買収によるトラックやバスといった商用車に特化した世界戦略をとっている。 2016年時点で世界2位のトラックメーカーである。また、建設機械、船舶の各事業部と併せ、大型ディーゼル機関を中心としたグループを展開している。 2010年8月、フォードは、中華人民共和国の吉利汽車の親会社の浙江吉利控股集団に、ボルボ・カーズのすべての株主の権利を18億ドルで売却した。 フォードグループからの離脱を機に、完全自社開発で次世代のエンジン・シャーシを新開発し、順次採用してきた。 2017年7月5日、2019~2021年の間に5機種の純EVを発売する、2019年以降に発売される全モデルにガソリン・ディーゼルのプラグインハイブリッドと48Vマイルドハイブリッドを設定する」と発表。 2019年、「2025年には世界販売の50%を純EVとする」と発表。 2021年3月、「2030年には販売する全モデルを純EVとし、販売はオンラインのみとする」目標を発表。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月05日 06時00分12秒
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