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2024年06月11日
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カテゴリ:自動車
 半導体、部品供給不足などのため新車の供給が不安定だったこともあり活況を呈した中古車販売市場は、2023年7月以降、ビッグモーターの数々の不正が明らかになり市場全体に急ブレーキがかかった。
 2024年5月1日、伊藤忠商事は、子会社で燃料商社大手の伊藤忠エネクス、再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)とともに、中古車販売大手ビッグモーターから事業を承継し、新会社「WECARS」(ウィーカーズ)を設立した。ビッグモーターの看板は数カ月かけ順次、「WECARS」に入れ替えていく。新会社では伊藤忠グループのほけんの窓口を活用して任意保険の契約をすすめる。
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 2024年度の中古車市場は流通量が回復すると見込まれる一方で、新車の納入遅れなどが改善されたことから「中古車価格は下落すると想定」されている。
 新車、中古車とも高額な耐久消費財である自動車販売には任意保険の契約とともに、ローン、リース契約がセット。
 中古車販売最大手のビッグモーター沈没により、オートローン市場でオリコとジャックスの新たな攻防戦が演じられるという。
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オートローン取扱高1兆円を挟んでの攻防戦
東洋経済オンライン  2024年6月3日 7時40分
 大手信販会社の収益の4分の1程度を稼ぐオートローン。その多くが中古車の購入で利用されている。高額商品の割賦サービスを本業とする信販会社にとって、販売規模が年間4兆円近くに上る中古車マーケットは絶好の草刈り場だ。
 だが昨年は、中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求問題にオートローン市場も揺れた。大手総合商社の伊藤忠商事がビッグモーターの事業を買収し新会社を発足させたことで、市場の状況はまた変わろうとしている。
 
 そこ明暗が分かれそうなのが、オリエントコーポレーション(オリコ)とジャックスの信販大手2社だ。
 長年にわたりオートローン市場で圧倒的な地位を築いてきたのはオリコだ。だが、ビッグモーターが中古車マーケットでシェアを拡大するにつれ、同社との連携を強めてきたジャックスの取扱高が急伸した。
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業界初1兆円でも喜べないジャックス
 10年前の2014年3月期の時点では、オリコの取扱高7365億円に対してジャックスは3856億円(ともに単体)と倍程度の差があった。それが2023年3月期にジャックスの取扱高が9997億円となり、ついにオリコを抜いて業界首位の座に君臨した。
 ジャックスの取扱高は、直近決算の2024年3月期も1兆923億円と拡大している。業界初となる1兆円を突破し、歴史的な数字を記録した。ところが、足元ではその勢いに急ブレーキがかかっている。
 日本中を騒がせたビッグモーターの不正問題を受けて、ジャックスは2023年8月にビッグモーターとの新規取引を停止。2024年3月期はビッグモーターからのオートローンの持ち込みが前期比で3分の1以下にまで落ち込んだ。
 そうした中でもオートローンの取扱高を伸ばせたのは、歴史的な円安によるところが大きい。
 
 ジャックスは輸入車マーケットのオートローンで群を抜く強さを持っている。前期は物価高と円安によって輸入車の価格が上昇し、購入者のローン利用額も増加した。地方の中古車販売や国産ディーラーでの取り扱いも拡大したことで、ビッグモーターの落ち込み分を打ち返した。
 だが、今期は2010年3月期以来15年ぶりに前期比での落ち込みが予想されており、オートローンの取扱高は1兆円を割る見通しだ。
 事業を手放したビッグモーターからの持ち込みがゼロになるのはもちろん、その事業を伊藤忠の元で引き継いだ「WECARS」(ウィーカーズ)との取引は現在のところ予定されていない。ダイハツの不正問題の影響も相応の押し下げ要因になっている。
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今期はオリコが1兆円突破の見通し
 一方、業界首位の座を明け渡したオリコは今期の取扱高が大きく伸びる計画で、今度はオリコが1兆円を突破する見通しだ。
 ビッグモーターとは「3番手のお付き合い」(飯盛徹夫社長)だったため、取引停止の影響はジャックスほど大きくない。
 逆に伊藤忠はオリコと資本業務提携を結ぶ同盟企業だ。WECARSではオリコのオートローンが優先的に扱われるとみられ、ビッグモーター問題はむしろポジティブ材料へと変化する。
  ―  引用終わり  ―
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 伊藤忠エネクスは、ガソリンなどの燃料卸・小売りの他、自動車販売があり、2014年にカーディーラー事業に参入している。傘下に日産の正規ディーラーで100店舗超を抱える日産大阪販売を有し、ディーラーネットワークも100店以上有する。中古車販売、レンタカー事業も行っている。
 新会社「WECARS」には伊藤忠グループからの50人以上派遣されるうちの40人程度が伊藤忠エネクスからとなっており、ビッグモーターの資源の有効活用に本気であることが分かる。
 伊藤忠が利益至上主義のビッグモーターに集まった従業員の意識を徹底的に改革できるかが試される。
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 ビッグモーター創業の兼重家(株式会社ビッグアセット)が持つ旧ビッグモーター株はJWPファンド傘下の特別目的会社に譲渡される。
 存続会社である株式会社BALM(旧商号:株式会社ビッグモーター)は、JWPが単独で株主となり、分割の対価等を原資として、コンプライアンス違反行為に起因する損害賠償への対応及び融資の弁済等に取り組む。
 旧ビッグモーターの債務返済や訴訟対応には存続会社(BALM)があたる。旧ビッグモーターの和泉伸二社長がBALMの社長を継続する。
 





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最終更新日  2024年06月11日 06時00分16秒
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