歯と歯医者の話
今日は、現在、治療中の歯の話。私は、病気や身体の不調で病院や医者に行ったことは30代以降、ほとんどなく(耳垢が詰まって、耳鼻科に行って取ってもらったことはあるけど)歯医者の初診でも「メディカルヒストリー(医療での治療経験)もアレルギーも何もないの?」と驚かれる健康体ですが歯だけは何年も抱えていた問題でした。最初は、20年以上前のこと。私は、交通事故にあって上の中央の前歯を4本折ってしまいその4本をルートキャナルとクラウンで作りました。当時、それをやってくれた歯医者さんはNYの日本人の歯医者さんでそれから、20年近くは大丈夫だったのですが私のケアも悪かったせいか次第に、上の歯茎と歯の間に黒ずみができてきたのでそこで、別のNYの日本人の歯医者さんのところに行ったら、全部作り替えた方がいいということでそこで新たに作り替えたわけです。その仕上がり自体はよかったのでその時はわからなかったのですが若干、上の歯と下の歯のかみ合わせが悪く作られていてそれからしばらくして下の歯がどんどんずれてきたのです。このまま、ほっとくとさらにずれてくるのかも?と思いその歯医者さんに行って、伝えると「それじゃあ、下の歯の矯正をしましょう」ということになりました。インビジブルラインという透明な型をはめるのでほとんど目立たず2週間置きに、次の型をつけて歯を動かしてゆくというやり方です。でも、1年以上経って最終の型を終えたのですがそれを完全に外してしまうと、また元に戻ってきてしまうのです。歯医者に伝えると外してもいいよ、と言われるのですが外すとやはり、元に戻ってくるので仕方なく、夜寝る時だけ、つけることにしてそれからさらに1年以上が経ちました。夜だけとは言え私は、一生、これをつけ続けることになるのかなあと思っていました。でも、その型をつけ続けていたことが大きな問題だったのです。ここ最近、下の歯の一本がぐらぐらして、今にも抜けそうになりその歯は、もともと矯正を始める時から「いずれこの歯は抜かなきゃだめです」と言われていた歯だったのでこれを機に、他の歯医者で治療しようと決めました。この歯医者で治療をしだしてからさらに問題が出たこともあるしたまたま偶然、2年ぐらい前に私の友人が、その歯医者で受付として働き始めていて彼女の話から、この先生は新しいやり方や手法を研究する気は全くなく、古いやり方のままだということを聞いていました。やはり、歯の治療は日進月歩で技術が進んでいるので新たな研究や勉強は欠かせないとのこと。それで、どこに行こうと思っていたところにちょうど、知り合った方が最近、歯医者に通っているというのでそのアメリカ人の歯医者を紹介してもらってそこでレントゲンと診断をしてもらったのが10日ぐらい前のこと。それで診断されたのは歯周病で、もう手の施しようがないので下の歯を全部抜いてインプラントにする必要があるということでした。費用は2万5000ドル。(370万円ぐらい?)え?と戸惑っている私に彼は、もうノーチョイスという感じでいきなり、支払いプランについて説明しだしたので「ちょっと待って。まだ今すぐには決められないから検討する時間が必要です」と伝えました。その歯医者は「うん、わかっているよ。多額だから、検討する必要があることは。でも一刻も早くインプラントにした方がいい」と言うのですが私はお金のことはともかくできる限り、天然の歯を残したいという気持ちが強かったのですぐに、答えられませんでした。さらに、そこでクリーニングしてもらったのですがグラグラしている歯の周りの歯石は触れると歯も取れるから、と言ってその歯だけでなく、周りの歯の歯石もほとんど取れていなかったのでもしかすると、この歯医者さんクライアントをとにかくインプラントにしたいだけなのかも?という思いが湧いてきました。それで、別の親しい友人に聞いてみたら彼女も、ずっと歯医者難民であちこち行ったそうですがたどり着いた歯医者さんがあるということで紹介してもらいました。そこでそれから2日後にミッドタウンのその歯医者さんを訪れました。そこで、これまでの経緯を伝えたところ歯医者のトーマス先生はレントゲン写真を見て実際に私の歯を丁寧に1本1本を調べて助手に記録させた後で「あのね。歯医者でさえもみんなわかってないんだけど。歯医者がどんなに素晴らしい歯を作ったとしてもお父さん、お母さんからもらった生まれながらに持っている歯には到底、かなわないんだよ」と熱く語ってくれたのです。その言葉を聞いて涙が出そうでした。ああ、私、この言葉を歯医者さんから聞きたかったんだなあと。それで、トーマス先生は「まずは歯周病をしっかりと治してからその上で、どうしても抜かなきゃいけない歯は抜くから今は、抜くことは考えなくていい」と言ってくれてその日は、クリーニングしました。グラグラしている歯の周りの歯石もしっかりとクリーニングしてくれて抜けることはありませんでした。そして、その日限り、インビジブルラインはやめるようにと言われました。「指にマニュキュアすることより腕を助ける方が先なんだ」という言葉に、深く納得でした。もともと、菌で歯肉が弱っていたところに矯正の型をつけていたことがさらに菌を増殖させてしまったのです。トーマス先生から「この歯の菌は、歯だけの問題ではないんだよ。体にも影響を与えているんだ」と言われてそうだ、私は今まで、なぜ歯の問題だけは、身体と切り離して考えてしまっていたんだろうと。家に戻って、改めて筋反射で調べてみると私の歯髄と歯肉にあるバクテリアがカルシウムの吸収を妨げていてカルシウム欠乏になっていたことがわかりました。これまで、何度かミネラル調整をした時にカルシウム不足とは出ていたのですがなぜそうなったのかを調べておらず単に食事の問題かと思って歯の菌が問題だとは気づいていなかったのです。それで、まずは音叉でカルシウム欠乏と菌の調整を行いさらにカルシウムを取るようにしました。(でも、今日調べても、まだ反応しているので続けて調整する必要ありそうです)それから、トーマス先生に教えてもらったように毎食後に、電動歯ブラシを使って歯茎のマッサージをしたのですが1週間経つと、グラグラしていた歯があまりグラグラしなくなっていることに気づきました。一昨日、2回目のクリーニングだったのですがトーマス先生も「アメージング!!見てごらん!前回はグラグラしていたのに今は、そんなにグラグラしてないでしょ」と満足そうでした。来週、第3回目のクリーニングを行うのですがそれを行った上で、どの歯をどうするのかの治療を検討しましょうということになりました。ああ、結局、歯も身体の他の部分も同じなんだなと。「がんになったから、抗癌剤で根こそぎ、がんを取り除く」という発想と「もともとの不調を生み出した原因をなくし自然治癒力を高めた上で必要な治療をする」というのとでは全く根底からアプローチが違うわけです。今年こそは、歯をなんとかしたい本当に健康な歯になりたいでも、どこの歯医者に行ったらいいかわからないという気持ちがずっとあったのですがやっと巡り合えたかも。トーマス先生の「君の歯を助けるから」という言葉にうわ~ん😭泣きそう。(白馬の王子様が現れた気持ち🤣)歯を救ういえ、私の身体と健康を救うと言っても過言ではないのかも。でも一つだけ。2回目からのクリーニングは通常の歯石を取るためのクリーニングではなく歯肉の中までのクリーニングなので麻酔をかけて行うのですが麻酔をかけていても、死ぬほど痛いのです。これまでの人生でこんな痛い思いをしたことがあっただろうかと思うぐらいの強烈な痛さ(;ω;)さらに、麻酔をすると、私の場合必ずと言っていいほど甲状腺機能が低下することがわかったので(かと言って、麻酔なしで、あの痛みは耐えれない)歯医者の治療の後はキネシオロジーでの調整が必須です。(やっぱり、歯医者に行くにもキネシは必要です)でも、できるだけ天然の歯を残すためにここで徹底的に治療してこれから毎日、大切にケアしていこうと。生まれ持った歯を、ずっと持ち続けていられますように🙏