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題名 :誰がために鐘は鳴る 上・下
著者 :ヘミングウェイ 訳者 :大久保康雄 発行所 :新潮文庫 発売日 :昭和48年11月30日 (昭和56年 15刷) 解説 :大久保康雄 ページ数:上巻411ページ、下巻429ページ(解説含む) 価格 :各440円(当時)(現在は各本体810円+税) 読書期間:2016年2月11日~12月12日 引き続いて、母が遺していった本を読んでいるのだが、ここに来てペースが遅くなってしまい、この本を読み終えるのに10ヵ月もかかってしまった。間に他の本を読んだわけではない。5月から観光ガイドの会に入り、研修そして仕事と急に忙しくなったためだ。サンデー毎日のときも、読むのはベッドに入ってからだったが、ガイド会に入ってからは、寝るのが遅くなったり、疲れて読書どころではなかったりと、就寝前の読書がほとんどできなくなってしまった。結局、月に一度の遠方への病院の往復や診察待ちの時にしか読書をしなくなった。結果、10ヵ月もかかってしまった。 母がこの映画が好きで買った本なのだろう。正直私には退屈な本だった。戦争の悲惨な場面が書いてあって「退屈」と表現するのはどうかとは思うが。一つは、この舞台になっている戦争のバックグラウンドが理解できていないことが要因だろう。太平洋戦争なら、親近感もあるのだが、スペイン内戦ではピンと来ない。それから翻訳の限界感も。登場人物のマリアを「べっぴんさん」と呼んだり、他の登場人物を「つんぼおやじ」と呼んだり、主人公に至っては「イギリスさん」。本文に忠実な訳なのだろうが、どうも違和感がある。何か喜劇的になってしまう。それに方言、日本の東北弁のように訳したりとか。どうも違和感があって馴染めなかった。 4日間の出来事を、この長い小説にしてるのだが、それも私には冗長だった。 大文学作品に失礼だが、正直なところである。 上巻 下巻 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/05/16 11:38:37 PM
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