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テーマ:■□■ 大道芸 ■□■(92)
カテゴリ:大道芸
午前中、睡眠。
アマゾン登録作業、少し。 梱包作業。 外出。 クロネコメール便、8点。 京浜急行。 ひさしぶりに子安へ。 前回来たときは、前の携帯がちょうど壊れかけのときで、写真をいろいろ撮ったんだけど、結局、そのまま取り出せなくなってしまった。 ここに来るのは二度目だけど、ようやく写真を載せられる。 ここの街の雰囲気は、なんだかここだけまわりと無関係にあるようで独特なのだ。 大口1番街。 前回気になった「おしゃれ床屋」、ようやく写真が撮れると思ったんだけど、記憶よりもなんかインパクトが薄い。こんなだったっけ。 あとで調べてわかったが、看板が変わっちゃったんだ。前の看板のほうがおしゃれだったのに。じつに惜しい。 隣りのお店には「おしゃれバッグ」が。 なぜかここだけに、この街のおしゃれが密集している。 大口通商店街。 スーパー源氏のホームページで紹介されている「横浜一箱古本市」にやってきたんだけど、どこでやってるのか、まったく見当たらない。 前回もずいぶんしょぼかったのだが、今回は中止になっちゃったんだろうか。「参加者少数の場合、開催しない可能性もございます。」とホームページにも書いてある。 横浜で一箱古本市をやってるのなら参加したいとずっと思ってるんだけど、こんな雰囲気では躊躇してしまう。参加費に千円かかるのだが、それさえもとが取れるか心配だ。 ホームページには不忍ブックストリートを参考にしたって書いてあるけど、南陀楼綾繁さんがここの一箱古本市を知ってるかどうかも怪しいなぁ。 商店街から脇に行ったところに妙な本屋を発見。 「本」という看板は出てるけど、外から見えるのはおもちゃや古道具、古着など。一応、その奥に本棚は見えるけれども、ある種、ヴィレッジヴァンガード的なお店なのか。 これはなかに入ってみないわけにはいかない。入ってみたら、聴こえるのは五木ひろしだ。五木ひろしが大音量で鳴っている。 店内も期待を裏切らない煩雑さで、古本、古雑誌、古レコード、ファミコンソフト、AV、めんこ、サングラス、ジーパン、アクセサリー、炊飯器、ぬいぐるみ、木彫りの熊、まねき猫、性器型の置きものなどがところ狭しと陳列されていた。お店のひとはスナックのママさん風。 古本は文庫中心で、時代小説、官能小説多めながら、岩波文庫や講談社現代文庫などもあり、古雑誌のなかには70年代以前の芸能雑誌など、面白そうなものもあった。なかなか侮りがたし、他者には理解しがたいものながら、独自のこだわりによって生じているであろう煩雑美。 岩波現代文庫の山田太一「日本の面影」を200円で買う。 商店街を抜けて、大口駅へ。 餃子の王将、中華飯。 歩いて白楽へ向かう。 スマホでグーグルマップを確認しながら。 地図で見ると、距離的にはたいしたことないはずなんだけど、最短距離と思う道を歩いてみたら坂道になっていた。 かといって、電車で移動するにしても乗り換えがめんどくさい。 そんな環境であるからこそ、ガラパゴス化している大口の商店街なのか。 途中、神社があったので寄り道。 白幡八幡神社。10円でお参りしておく。 白楽。 ドトール。 雑務、1時間半ほど。 六角橋商店街の「ドッキリヤミ市場」にやってきた。 毎月開催してるわりにはしばらくぶりになってしまったなと思ったんだけど、冬場は開催してないようで、4月から10月まで、8月もなくて、年6回開催。 前に一度来たときは、特別企画で古本市だったのだ。いつもそうなのかと思ってたらそうではなく、いつもは普通にフリーマーケットなのか。 仲見世を端から歩いていく。雑貨やら食べものやらが多いのか、変わったところでは化学実験なんかもあった。 ミニライブやフラメンコなどもあり、ひとでごった返していて大変な熱気。 なかなか立ち止まるような余裕もないわけだが、もうすぐ仲見世も終わりというようなあたりまできたところで、「サリサリカリー」が出店してるのを見つけた。このお店はCKBのっさんのブログによく登場するので知ったカレー屋。ずっと気になっていて、いい機会なので食べてみることにする。 発泡スチロールの小さいお椀にカレーがひとすくい、フランスパンが3片乗っかって、300円。ちょっと少ないかなとも思ったけど、まぁ、露店はこんなもんか。スプーンもなく、フランスパンでカレーをつまむようにして食べる。なるほど、たしかにあんまり食べたことのない味かも。店名からさらさらしたカレーかと思いきや、水気があんまりない、塩気だけの上品な味。美味かった。今度また、ちゃんとお店に食べに行こう。 商店街の端までやってきて、あとはもう一度折り返しながらぶらぶら見て帰るかなと思ったら、気になる貼り紙が目に留まる。 なんと、ギリヤーク尼ケ崎の大道芸が、今日、行われるという。 その名前だけは知っているが、生で観たことはない、半ば伝説の人物のような気がしていたので、ぎょぎょっと驚いた。これは観ないわけにはいくまい。 その大道芸の会場となる場所はすぐにわかって、わくわくしながら待機。 まだ誰もいない場にできあがる人垣、前のほうに陣取るひとたちは支援者なのか、風貌からなにか思想的な濃さを感じる。前後が客席という状態になっていて、反対側の最前列にはなぜか小学生の女の子たちが座っていた。 そうこうしているうちに、誰かの声でギリヤーク尼ヶ崎がやってきたことがわかる。人垣の外からなかへ、カバンを乗せたカートを引きずり、そのかっこうは、言ってしまえばまるでホームレスのようなボロ着で、カバンはガムテープでべたべたに補修されている。 これからなにが始まるのだろうと、事情をよくわかってないひとたちも含めて注目が集まるなか、ギリヤークはまったくあわてることなく、その場で着替え始め、風呂敷包みを解いて道具をセッティングしていく。 赤い着物姿に少しの化粧、ゴザを敷き、「大道芸人 青空舞踊公演」という看板を立てた。そして、そのそばに小さい写真立てを置く。 セッティングは完了かなと思ったら、紙の束を取り出して配り始めた。いちばん前のひとが受け取り、後ろへまわしていく。ギリヤーク尼ヶ崎の略歴が書かれた年表だった。まさか、芸を始める前にプリントを配るとは。海外公演などの記録がそこには書かれてあり、ボロ着で現れたわりには、そういうことはアピールするのかよと思ってちょっと可笑しい。 めくりのようなものを取り出し、「勝訴!」のような勢いで見せたものには「津軽じょんがら」と書いてあったような気がするけど、違ったかもしれない。カバンだと思われたガムテープでべたべたのものはカセットデッキだった。おもむろにボタンを押すと津軽三味線が流れ始める。それに合わせた舞踊、言ってしまえば“エア三味線”だ。舞踊のことはよくわからないが、その迫力だけは感じとる。なにか、ある種の怖さを含んだような。最前列の小学生の女の子たちは、ひと段落したら帰っていった。 続いては「よされ節」といったか。お客をひっぱりあげて一緒に踊る。こっちにきたらどうしようかと思ったが、どうやらターゲットは女性だけのようだ。僕の目の前に女児がちょこんと座って観てたんだけど、この子も連れてかれてしまった。臆病な子だったら泣いちゃうところ、泣かなくて偉いなと思う。 つぎは「念仏じょんがら」、これが最後の舞踊だった。始まると、くしゃおじさんのように顔が変形してしまったのだが、あとで調べたら、入れ歯をはずしていたようだ。 人垣の外へ飛び出していってしまい、戻ってきたと思ったら、バケツの水をかぶる。たいへん激しいもので、82歳の老人がこれをやっていることにもとても驚く。 大道芸なので少額ながら投げ銭も置いていく。 観客によって思いもさまざまで、なんてことないひともいるかと思えば、感極まっているひともいる。 人垣はなかなか消えなかった。 歩いて、東神奈川へ。 マクドナルド。 電源利用店舗で、ノートパソコンのバッテリー復活。 雑務、また1時間半ほど。 横浜駅まで歩いて帰ろうかと思ってたけど、時間の計算ができてなかった。 ぼやぼやしてたら終電に間に合いそうもなくなっちゃったので、東神奈川から電車に乗って帰る。 終電。 深夜1時過ぎ、帰宅。 ラジオ。 「はたらくおじさん」、矢野利裕をゲストにラップ特集の第2弾。 日本語ラップの流れを追う内容ですごく興味深いところ多々あり、面白かったんだけど、どうせだったら、鹿島さんのイエローモンキークルーにも触れてほしかった。矢野さんによるイエローモンキークルーの考察を聴きたいじゃないか。 フェイスブックのアルバムにギリヤーク尼ヶ崎の写真をまとめる。 1時間弱のあいだに105枚も撮っていたとは。 ◇5月18日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年05月21日 23時59分32秒
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