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カテゴリ:ワディラムの情報
お客様のアテンドで4日間アンマンを空けていたことは、以前に少し触れました。私はガイドではありませんので、普段はお客様のアテンドをすることはありません。ただ、こうして時どき本当に必要に迫られたときだけ通訳のような形でお客様に付くことがあります。
さて、やって来ました、ワディラム。自分自身がキャンプ場に泊まるのは、かれこれ1年ぶりです。普段は電話やメールでやり取りしているキャンプ場の視察を兼ねることができるので、とてもいい機会でした。
ジープツアーは、取引先のキャンプ場のオーナーである Atieg (アタイグ) がじきじきにガイディングしてくれます。視察と分かっているのか、緊張気味? というのは冗談で、実はこの Atieg とは歳が近いので、友達のような感覚です。彼は私のことを終始「社長、社長」と呼ぶのですが...。もちろんふざけているだけです。
ジープツアーの途中、砂漠のど真ん中で立ち往生している車を発見!! 普通車で砂漠に入るか??
押したり…
揺さぶったり…
でもタイヤが砂に取られて、空回転するだけで砂から抜け出すことができません。経験を積んだベドウィンたちほど、砂にタイヤがとれらないようにジープを慎重に運転します。そんな中、普通車で砂漠に入ってくる神経が信じられません!! このベドウィンガイドの経験が浅いのか、単に無謀なのか分かりませんが、私たちのガイドの Atieg も呆れ気味。 ここで注意を一言。通常、観光客の皆さまには見分けがつかないかもしれませんが、「ワディラムのジープツアー」と名打った数々のツアーの中には、実は偽物(にせもの)もたくさん存在するのです。例えば、ペトラからワディラムへの日帰りツアーを取り扱っているケースもありますが、こうしたツアーは通常お勧めできません。というのは、こうしたツアーを執り行うのはワディラムの「本物」のベドウィンではないケースが多く、したがって彼らがお客様を連れて行ける場所は非常に限定されています。 とはいえ、観光客の方には見分けがつかないケースが多いので、まぁそれはそれでいいのかもしれませんが…。何回かワディラムに通っていると、ツアーの質やサービスの違いがだんだん分かるようになります。 さて、この立ち往生した車をいかにして救うか。Atieg はロープを持っていませんでしたので、助けようにも助けられません。そうこうしているうちに、別のジープがたまたま通りかかりました。手を振って助けを求めます。このジープにはロープが積んでありました。このロープで、立ち往生している車を砂から引っ張り出すのに成功!! やれやれ、砂地獄(?)から救出されたこの普通車は、何事もなかったかのように砂漠の中をかっ飛ばして行きました。アホな奴…。またどっかで立ち往生してなかったらいいけど。 ワディラムは何度来ても飽きないスペシャルな場所です。私に限らず、ヨルダン在住の外国人が一番好きな場所はこのワディラム、というケースも多いのです。皆さまも是非この「月の谷」に足を運んでみてくださいね。その際は、「本物」のベドウィンガイドで「本物」のツアーを体験されますように。 夏休みはヨルダンで。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
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最終更新日
2011.06.03 06:17:12
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