月の砂漠－ヨルダンから

本日は近所の野良ちゃんを動物病院へ連れて行きました。少し前から見かけるようになったこの黒猫。私のアパートのすぐ前にある公園に住み着いています。

最初この猫を見た時は、すごく depressed な感じでいつもしょんぼりしている感じ。私は特に黒猫が好きなわけでもありませんし、こちらに近寄っても来ないので、当初は全然愛着がわきませんでした。ただ、そのしょんぼりした姿がとても気になって、他の猫より目をかけて餌をやるようになりました。

すぐに気づいたのですが、もうガッリガリです。やせこけていて、傷もあるし、餌もモタモタ食べていて…もたついている間に別のでっかい猫たちに横取りされてしまう。歩き方もヒョコヒョコしておかしいし、かなり弱っている様子。


 体に傷があります。

私の近所の公園には猫がすごく多くて(というか数か月前までは全然多くなかったのですが、どんどん増えていってる感じ…)、弱肉強食の動物の世界ではどうしても強いものが生き残るんですよね。この黒猫は多分このままだと生き残れない感じ。そんな厳しい動物の世界のおきては分かっています。分かってはいるけど…このまま弱って死んでいくのを見るのは耐え難い。というわけで、行きつけの動物病院に連れていくことにしました。



↑とにかく痩せていて力が全然出ていません。

かなり弱っているんですが、頑張って生きようとしています。エサも頑張って食べようとしますし、私になついていて、見かけるとそばにヨロヨロと寄ってきます。やっぱり見捨てるわけにはいかない！

この動物病院は、野良ちゃんたちの治療は通常の値段より40％安くしてくれるんです。こんな良心的な病院はあまりありません。以前は入院などの設備はなかったのですが、しばらく行かない間に入院もできるように院内が拡張されていました。

5日間の入院と治療で値段は830TLなり。本日のレートで6500円くらい。トルコではかなりの大金です。うーーん、野良ネコちゃんにこれだけ払うって…友達に言ったら完全に呆れられそう。実際、後からもうそれはそれは呆れられました。でもでも‼ 私にできることはして、あとはこの黒猫ちゃんの生命力次第です。何もしないと、絶対にいつまでも後悔すると思ったので…治療してもらうことにしました。



体温を測ってもらったらかなり高いらしく、何かの菌に感染しているようです。リンパ節も腫れていますし、脱水症状もあります。まぁ典型的な野良ネコちゃんの容態なのかもしれません。5日間で劇的に回復するとは思えませんが、エサをしっかり食べれるくらいには回復してほしいものです。この子は意志が強そうなので、エサさえ食べれればきっと頑張って生きれるはず。

その後ケージに入れられまして…慣れない環境なのでかなりストレスになっている感じでした。周りの猫たちにシャーシャーと威嚇をしたり。私のことは認識しているので、撫でると落ち着きます。良くなるためにはちょっと辛抱してもらいましょう。とりあえず明日はお見舞いに行く予定です。元気にならなあかんで～。

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