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テーマ:言葉の魅力(70)
カテゴリ:知って役立つシリーズ
村上信夫のことば磨き⑥ 全身耳にして話を「聴く」
人の話を聴くということは、耳だけでなく全身で聴くものだと思う。 「聞く」という字には、耳が一つだけ。「聴く」という字には、耳と目と心が入っている。十四の心があるという人もいる。 あちこちの「ことば磨き塾」では、これまでも「聞く」と「聴く」の違いについて、それぞれの意見を出し、ずいぶん話し合ってきた。 流すか味わうか あるお寺でのこと。説明する若い僧の話は「聞く」。説法する熟練の僧の話は「聴く」。 ある学校でのこと。若い教師の話は無意識に「聞く」。校長の話は意識して「聴く」。いずれも、ふつうに聞いて聞き流すのと、しっかり聴いて腑に落ちるの違いだろうか。 ある会社でのこと。「イナバウアー」とあだ名される上司がいた。会議中、荒川静香のイナバウアーのように身体をそらし寝ているから、その名がついた。だが、この上司、肝心なときにむっくり起きて的確な指示を出す。取るに足らないことは聞き流し、肝心なことだけ聴き取る能力があったのだろう。 妻の話は98%スルー。聴くふりして聞くなんて人もいた。真剣に聴くと疲れるから、相手の身になりすぎないようにしているなんて人もいた。 「聞く」とは、勝手に耳に入る。自分本位で、自分の目的に合うことだけを聞く。聞きかじる。話を味わっていない。 「聴く」とは、能動的に全身で相手を想うこと。奥底にあるもの、奥行きにあるものを感じる。余韻や余白を味わうこともできる。 いまだけ、ここだけ、あなただけの話を聴くために、相手目線で、徹底して受け止め、相手の理解につとめる。全身を耳にして、ひとことも聴き逃さないようにして、相手の心に自分の心を合わせるようにする。 「つもり」を排除 キャスティングプロデューサー、奈良橋陽子さんと対談したことがある。 奈良橋さんは、その名前のごとく、人と人、世界と日本の橋渡しをしてきた。渡辺謙さんを「ラストサムライ」起用への橋渡しをし、彼をハリウッドスターに押し上げた。菊地凛子さん、真田広之さん、別所哲也さん、小雪さん…、多くの日本人俳優を、海外で認められる俳優にしていった。 彼女は「話したつもり、聞いたつもり、わかったつもりの会話が人と人とのコミュニケーションを難しくさせ、誤解を招く」という。「つもり」を排除しているから、どんなことにも先入観を持たない。「全力」で相手を理解し、許し、尊重する。だからこそ、人の美質を見抜き、国の枠にこだわらず、「橋渡し」ができるのだろう。 自分の思いが強すぎると、人にゆだねたり、人の話を聞けなくなったりする。 コミュニケーションの原点は、「真剣に話し、しっかり聴くこと」だと言う。つまり、伝えたいことを全力で話し、全力で聴くということだ。 それは「自分の魂から相手に向かって一筋の光が届き、相手は心を開いてその光を受け取るイメージ」という奈良橋さんのことばは深い。 元NHKエグゼクティプアナウンサー 「しんぶん赤旗」日曜版 2020年10月25日付掲載 「聞く」と「聴く」の違いについては良く語られますね。 「聞く」は動物でもやっているが、「聴く」は相手の想いを受け止めるということで、人間だけのものって感じはあります。 「聞いたつもり」「思い込み」を排除することが大事ですネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月29日 08時12分28秒
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