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テーマ:映画から何かがはじまる(570)
カテゴリ:映画について
江戸のリサイクル社会を描いたっていうモノクロの映画・せかいのおきくを観てきました
映画 せかいのおきく ポスター posted by (C)きんちゃん 映画「せかいのおきく」 シネ・リーブル神戸で上映中。 映画 せかいのおきく 案内_01 posted by (C)きんちゃん 映画館に下りていくまでに、写真がたくさん。 映画 せかいのおきく 案内_02 posted by (C)きんちゃん 映画館に出演者のメッセージが紹介されていました。 せかいのおきく01 posted by (C)きんちゃん 映画のリーフレットから… せかいのおきく02 posted by (C)きんちゃん この雰囲気。 どこかで見覚えがあるんですが…。 映画「この世界の片隅に」では。 せかいのおきく03 posted by (C)きんちゃん おきく、22歳。声を失ったけど、恋をした。 彼に伝えたい言葉がある。だから、今日、どこまでも歩いて会いに行く。 『せかいのおきく』には、今までの時代劇にはない全てがある。 【ものがたり】 22歳のおきくは、武家育ちでありながら今は貧乏長屋で父と二人暮らし。毎朝、便所の肥やしを汲んで狭い路地を駆ける中次のことをずっと知っている、ある時、喉を切られて声を失ったおきくは、それでも子供に文字を教える決意をする、雪の降りそうな寒い朝。やっとの思いで中次の家にたどり着いたおきくは、身振り手振りで、精一杯に気持ちを伝えるのだった。 幕末、江戸の片隅。おきくや長屋の住人たちは、貧しいながらも生き生きと日々の暮らしを営む。そんな彼らの糞尿を売り買いする中次と矢亮もまた、くさい汚いと罵られながら、いつか読み書きを覚えて世の中を変えてみたいと、希望を捨てない。お金もモノもないけれど、人と繋がることをおそれずに、前を向いて生きていく。そう、この「せかい」には果てなどないのだ。 【ご紹介】 つらく厳しい現実にくじけそうになりながら、それでも心を通わせることを諦めない若者たちを描く『せかいのおきく』。口々を生きる喜びと輝きを感じ、人と人のぬくもりに包まれる、90分の愛おしい青春映画が誕生しました。ヒロインのおきくは、ある悲惨なできごとに巻き込まれて声を失います。演じるのはベルリン国際映画祭や三度の日本アカデミー賞に輝く名女優、黒木華。そのセリフの無い名演をぜひご覧ください。他にも日本映画を代表する名俳優たちが集まりました。 脚本と監督は数々の名作を作ってきた阪本順治。貧しくもたくましく生きる長屋の住人たちをみずみずしく描く、阪本監督の最高傑作です。また、映画のテーマについて企画・プロデューサーの原田満生はこう語ります。「江戸時代は資源が限られていたからこそ、使えるものは何でも使い切り、土に戻そうという文化が浸透していました。人間も死んだら土に戻って自然に帰り、自然の肥料になる。人生の物語もまた、肥料となる。自然も人も死んで活かされ、生きる。この映画に込めた想いが、観た人たちの肥料になることを願っています」 本作は、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が協力して、様々な時代の「良い日」に生きる人々を描き「映画」で伝えていくYOIHI PROJECTの第一弾作品です。 せかいのおきく04 posted by (C)きんちゃん せかいのおきく ものがたり 序章 江戸のうんこは、いずこへ[安政5年・江戸・晩夏] とあるお寺の裏手にある側にて。糞尿を掬う男がいる。下肥買いの矢亮(池松壮亮)。江戸で糞尿を買い取り、郊外で肥料として売る。俗に汚穢屋と呼ばれる仕事だ。降り出した雨を避け、厠の庇の下に駆け込む中次(寛一郎)。紙屑の売り買いで生計を立てている。そこへ、この寺で読み書きの師匠をしているおきく(黒木華)も急いでやってくる。二人の奇妙な接近遭遇。中次は、矢亮の新たな相方として下肥買いに足を踏み入れることになる。 第一章 むてきのおきく[安政5年・秋] 江戸木挽町・次郎衛門長屋。降り続いた長雨で、厠から糞尿が温れ出している。困り果てた長屋の住人たちが人家を責め立てる。「まあ、乾くのを待つんだな」などと呑気な発言をするおきくの父源兵衛(佐藤浩市)。矢亮と中次の働きで糞尿も片づいて、厠に列をなす住人たち。源兵衛のもとを侍が訪れる。旧知の様子で書状を手渡す。 第二章 むねんのおきく[安政5年・晩冬] 中次、長屋へ。厠にいた源兵衛と会話を交わす。「“せかい”ってことば、知ってるか」と源兵衛。中次には理解できない。仲間と共に再訪した侍、源兵衛を連れ出す。おきく、懐剣を手に後を追う。郊外の林で背中を斬られ息絶える源兵衛。おきくがゼエゼエと苦しげな息を洩らしている。首筋を押さえた指の間から血が溢れる。夜。長屋の住人、孫七(石橋蓮司)の家を訪ねる中次。おきくが一命を取りとめたと知る。 第三章 恋せよおきく[安政六6年・晩春] 声を喪ったおきく、長屋に戻る。誰が来ても布団にくるまって表に出ない。お寺の住職、孝順和尚(眞木蔵人)が子どもたちと共に訪問。「お師匠」「お顔見たいです」子どもたちが呼びかける。「おきくさんには役割があってね、読みはできなくても書くことはできる」和尚の真情あふるる語りかけに心をひらくおきく。そんなおきくのもとに紙の束を届ける中次。「おらあ、こんなことぐれえしか、できねえですから」。 第四章 ばかとばか[安政6年・葛西領・初夏] 江戸郊外、街道筋。下肥を運ぶ矢亮と中次。荷車の車輪が壊れ立ち往生している。肩に担いで運ぶが、半分こぼれていたため農家の主が怒り、糞尿を二人に浴びせかける。常に蔑まれ、虐げられている二人。けれど、あまりに憐れなおのれの姿に思わず咲笑する矢亮。「こんな世の中糞食らえと想ってたけどよ、こっちが糞食らっちまったよ、あはは」つられて笑いだす中次。 第五章 ばかなおきく おきくの部屋。中次にもらった半紙で習字のお稽占。書物に「忠義」という字を見つけ、ひらがなで書こうとして、「ちゅうじ」と書いてしまう。そんな白分に呆然として、やがてにやけてしまうおきく。寝転がって、畳をバタバタと叩き、上気した顔を着物の袖で仰いだり、隠したり。誰もいないのに恥ずかしがっている。パタン、と倒れる父源兵衛の位牌。 第六章 そして舟はゆく[安政6年・中川・晩夏] 穏やかな川の流れ。舟の上、講釈師の口説を真似ている矢亮。船着場に着いて、糞尿を桶に移して肥溜め野壷に運ぶ二人。矢亮が川の水で肥溜の目方を水増しする。咎める中次。「おれたちがいなきゃ江戸なんて糞まみれじゃねえか」じゃれつくように喧嘩する若い二人。 第七章 せかいのおきく[万延元年・冬] おむすびをこさえるおきく。いそいそと出掛けたが、通りで大きな荷車と衝突してしまう。おきくの行き先は中次の長屋だった。おむすびをこさえたが、事故に遭い潰れてしまったこと。懸命に伝えるおきく。胸を叩き、地面を叩き、空に向かって腕をぐるぐる回す中次。いつのまにか雪が降り積もっている。想いが通じ合った二人。しっかりと抱きあう。 終章 おきくのせかい[文久元年・晩春] お寺で手習いの時間。今日のお手本は「せかい」。子どもたちに混じって中次も筆を持っている。川べりで昼寝する矢亮と中次。長屋の路地で何かに耳を澄ますおきく。郊外の林道を歩いてくる三人。「おきくちゃん、どこへゆくんだい」と矢亮。「青春だなあ」と中次。三人の行く手に何が待っているのだろう。 人糞を肥溜めに入れて発酵させて、肥料として使う。 僕の子どもの頃も、ご近所の農村にありました。 世界一清潔だと言われていた江戸100万都市。そのリサイクル社会を支えていた底辺の人々の営み。 おきくを演じた黒木華さんも、子どものころご近所にまだ汲み取り式のトイレを使っている家があって、バキュームカーの臭いにも馴染みがあるとか。 SDGEsを扱いながら、ラブストーリーでもあるって素敵です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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