カテゴリ:地震、原子力
地球温暖化ガスの排出量削減の切り札とされることが多い原子力発電。 今のとこと不安定なモノが多い再生可能エネルギーだけでなく、CO2削減に向けて力強い技術革新がすすめられている。 石炭火力発電所に酸素燃焼法で排ガス中のCO2濃度を高めて効率的に回収する技術を適用し、CO2排出量を削減する実証プロジェクトが始まった。 世界初の大規模な実証試験。 Jパワーの事業だが、早く実用化して、中国の火力発電所の空気もきれいにして欲しい。 日本のために。 CO2削減の公約に基づき、地球温暖化ガス削減技術先進国となることは、日本将来と外交のプレゼンス向上に大いに意味がある。 『日本版グリーン革命で経済・雇用を立て直す』 飯田哲也・田中優・筒井信隆・吉田文和著 見えない“敵”を集めて封印 Jパワーの切り札 (2009年9月27日 産経新聞) Jパワー(電源開発)はIHI、三井物産などと共同で、2010年末から豪州クイーンズランド州のカライド石炭火力発電所(発電出力3万キロワット)で、二酸化炭素(CO2)回収・貯留技術である「CCS」の実証プロジェクトに乗り出す。 プロジェクトの総事業費は2億6000万ドル(約187億円)にのぼる。 CCSは、発電所などから排出されるCO2を回収し、地中深くに封じ込めて貯留する技術。 08年6月に北海道洞爺湖サミットでその重要性が確認され、10年までに世界各地で20の実証プロジェクトを推進することで合意した。 こうした動きを受けて、豪クイーンズランド州では、新設の石炭火力発電所には5年後に商用化できるCCS設備を付設することが条件になっているほか、EU(欧州連合)指令でもCCSの推進がうたわれるなど、世界的に普及を後押しする動きが加速している。 …… CCSは産業のすそ野も広いことから、米エネルギー省もこのほど、CCSの研究開発に6200万ドル(約56億円)の資金を投じると発表した。 日本は技術的にも先行しているが、官民あげてさらなる開発スピードの向上が求められている。 (上原すみ子) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月15日 11時40分34秒
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