カテゴリ:航空&ミリタリー
第1世代ジェット戦闘機は、1940年代に登場した黎明期のジェット戦闘機から1950年代までの亜音速(音速を突破出来ない)ジェット戦闘機。 代表的な第1世代ジェット戦闘機は、ドイツのMe262、イギリスのミーティア、米国のP-80、F-84、F-86、ソ連のMig-15、Mig-17。 第2世代ジェット戦闘機は、1950年代から1960年代までの超音速ジェット戦闘機。 代表的な第2世代ジェット戦闘機は、米国のF-100、F-101、F-102、F-104、F-105、F-106、イギリスのジャベリン、シミター、ライトニング、フランスのエタ ンダールIV、ミラージュIII、スウェーデンのサーブ 35 、ソ連のMiG-19、MiG-21F 、Su-7、Su-9、Su-11。 百花繚乱。 第3世代ジェット戦闘機は、主に1960年代に登場した超音速ジェット戦闘機。 防衛省の認識では、第二世代ジェット戦闘機の能力に加え、マルチーロール・電波ホーミングミサイル搭載能力・夜間戦闘能力を有するものが第三世代ジェット戦闘機。 代表的な第3世代ジェット戦闘機は、米国のF-111、F-4 ファントムII、F-5、 フランスのミラージュ F1、スウェーデンのサーブ 37、ソ連のMiG-21MF/bis、MiG-23、MiG-25、Su-15、Su-17。 第4世代ジェット戦闘機は、制空戦闘から爆撃・偵察など広範囲の多用途性が求められた。 1980年代から運用が始められ、おそらくは2010年代に至るまで運用されているであろうジェット戦闘機の一群。 多用途性を実現するため、前世代よりはるかに推力重量比の大きな戦術航空機用のアフターバーナーつきターボファンエンジンを装備。 推力の向上とエンジン重量の軽減から生じた余裕を、運動性能向上のための主翼面積拡大、迎撃にとどまらず制空や地上攻撃にも用いられる長い航続性能の達成、高性能の電子機器搭載に割り振った。 代表的な第4世代ジェット戦闘機は、米国のF-14、F-15、F-16、F/A-18、イギリスのトーネードADV、フランスのミラージュ2000、中国のJ-10、J-11、ロシアのSu-27系、MiG-29系。 第4世代戦闘機の中でも電子機器を中心に一歩進んだ技術を有し、第5世代ジェット戦闘機の特徴のいくつかを備えたものは第4.5世代ジェット戦闘機と呼ぶこともある。 米国のF/A-18E/F、イギリス・ドイツ・スペイン・イタリアのユーロファイター タイフーン、フランスのラファール、スウェーデンのサーブ 39 グリペン、ロシアのSu-30、Su-33、Su-34などがこれに分類されることがある。 第5世代ジェット戦闘機の概念は、1981年にアメリカ空軍から提案された先進戦術戦闘機計画にある、「敵よりも先に発見し、先に(複数の敵機を)撃墜する」という 条件を満たすためというあたりから始まり、高度な火器管制装置とステルス性、高機動性を備えたジェット戦闘機。 第5世代ジェット戦闘は、F-22Aだけが配備済み。 米国のF-35、ロシアのT-50、中国の殲20、日本の心神(実験機)が開発中。 米軍初のステルス攻撃機F-117は、維持費の高さと機密保持の関係から州軍で使用されることもなく早々に全機退役。 ステルス爆撃機B-2は、高価すぎて(1機20億ドル以上)世界一の軍事費を誇る米軍でも当初132機配備で計画されたが21機しか議会が承認しなかった。 第5世代戦闘機がコストパフォーマンスを含め、兵器として実用的なものかどうかは、不明。 2002年物価基準・2002年為替レート適用で計算された世界兵器価格総覧によるとB-2は3273億6800万円(!!!)、F-22は235億2800万(!!!)。 さらにステルス性の維持に時間と手間と少なからぬ費用がかかるようだ。 F-15Eストライクイーグルは75億8600万円、F/A-18Eスーパーホーネットは82億7600万円。 航空自衛隊のF-15Jイーグルは102億5600万円(!)、F-2支援戦闘機は116億8100万円(!!)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月24日 19時51分58秒
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