カテゴリ:環境・自然災害
浮遊粒子状物質がSPM。
SPMの中で直径が2.5マイクロメートル以下のものを「PM2.5」。 SPMは、呼吸器や肺に入り込んで、喘息などの呼吸器疾患や肺がんの原因になることが指摘されている。 SPMは微細なものの方が健康に与える害は大きいが、2009年以前は日本でも野放し状態だった。 ディーゼル車の排気ガス規制などが行われたが、基準に不適合となった中古車は規制のない(基準が緩い)海外に輸出される。 ![]() 有害微小物質PM2.5の環境基準案固まる 2009年07月02日日経BPネット ディーゼル車などから排出される粒子状物質「PM2.5」。 直径2.5マイクロメートル以下と、すでに規制されているSPM(浮遊粒子状物質)よりも小さく、肺の奥にまで達するため、肺がんや不整脈、喘息など重い健康被害につながる可能性がある。 PM2.5は米国では既に規制されているが、日本ではようやく端緒についたばかり。 環境省・中央環境審議会の専門委員会で、環境基準をどう設定すべきか2年に渡って議論が行なわれ、2009年5月にやっと基準案が固まった。 これによって、疾病リスクを減らすことができるのだろうか? …(略)… ![]() さらに、SPMのなかでもとくに粒子が小さいもの、すなわち直径が2.5マイクロメートル以下のものを「PM2.5」という。 PM2.5はその小ささゆえに、鼻毛や気管支を通り抜けて肺の奥深くまで達するため、肺や循環器への影響をおよぼすことが分かっている。 ![]() 日本の幹線道路沿いの大気汚染も問題だが、大型トラックなどを含め自動車が急速に増加し、密度も高い中国の大都市は深刻な問題。 PM2.5に起因すると思われる喘息などが増加してる。 2011年の末、中国環境保護省は新しく修正した『環境大気質の基準』を発表。 ところが、これは去年11月1日から、北京にあるアメリカ大使館は館内に設置した設備で自ら観測した北京のPM2.5のデータをツィッターで発表し始めたことが事の始まり。 12月4日、北京のアメリカ大使館がその日の午後7時に観測したPM2.5の結果は、1立方メートルあたり522。 これはEPA(アメリカ環境保護庁)が大気の汚染状態を調査する時に使う大気質指標(AQI)の測定最高値500を超える結果。 話題はインターネットの微博(新浪微博:シンランウェイボー)を通じて急速に広まった。 アメリカが正しい測定値を示すまで、政府当局は偽りの値をしめしていると問題になった。 PM2.5のモニタリングの結果を発表するようにと北京市民の声が高まった結果、修正された中国の『環境大気質の基準』にPM2.5は盛り込まれました。 そして北京では、毎日PM2.5の平均濃度や、時間ごとの濃度変化が発表されるようになった。 ![]() 中国、全国各地のPM2.5モニタリング開始時期を発表 2011年11月23日 人民網日本語版 全国的に関心を集めるスモッグ問題を受け、環境保護部は本日、PM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)とオゾン(O3)のモニタリング開始時期を発表した。 それによると、2012年には重点地域(北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタ)および直轄市・省庁所在地でモニタリングがスタートするほか、2013年には113の環境保護重点都市と環境保護模範都市で、2015年には全ての地級以上の都市でモニタリングがスタートする。2016年1月1日以降は全国的に新たな大気環境品質基準に基づく大気のモニタリング・評価を実施し、モニタリング結果を公表する。 …(略)… ![]() 大気汚染測定器 PM2.5の主な発生源は自動車。 船舶・航空機・農機具・建設機械・工場・小型焼却炉からなども排出される。 中国で特有の問題は、黄砂や火山灰などの自然由来のものにも含まれる点。 ![]() 【中古】シングルCD 工藤 静香 /黄砂に吹かれて/秋子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月28日 07時57分17秒
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