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2017年03月09日
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テーマ:倉庫・運輸(145)
 『巨人の星』で星飛雄馬のライバルに左門豊作がいた。
 作物が豊作で販売単価が低下し「豊作貧乏になっても、凶作より豊作がよい」という親の切実な願いからつけられた名前だ。

     
 2017年3月7日、ヤマト運輸は、宅配便の基本運賃の値上げを検討していると公表。
 基本運賃の値上げは消費税の引き上げ時を除くと1990年以来、27年ぶりとなる。
 値上げにより、サービスの維持が困難になっている状況を打開したいとしている。
 宅配荷物の取扱増でヤマトの配達の現場はパンクしかかっている。
 ヤマトHDはサービス残業の実態調査を開始し、払うべき賃金を払うと宣言。
 業績に厳しさを持って、取扱荷物の単価向上交渉に臨む決意のようだ。
 低単価の通信販売の荷物の増加が、ヤマトの収益を圧迫している。
 また、ヤマトの宅配事業の豊作貧乏は、配達現場に過酷。
     
 宅急便取扱数は過去最高ペースも喜べない理由
 2017年3月7日 ネットショップ担当者フォーラム 
 ヤマト運輸が3月6日に発表した2017年2月度の小口貨物取扱実績(宅急便)によると、2016年4月~2017年2月の宅急便取扱個数(累計)は17億1226万個(前年同期比8.0%増)となった。
  11か月累計で、過去最高だった2016年3月期の取扱個数17億3126万個(12か月累計)に迫る数値。
 ヤマトホールディングスは2017年3月期に過去実績を大きく上回る18億7000万個の取扱個数を見込んでいる。
 これまで過去最高を記録した2016年3月期は、宅急便単価も大きく下落している。
 2015年3月期の595円から、578円まで落ち込んだ。

     

 この“取扱増・単価減”の現象は2017年3月期も止まらない。
 宅急便の取扱個数は過去最高を記録する見通しである一方、宅急便単価は2016年4~12月期(第3四半期)で563円まで急落している。
 前年同期比で21円の落ち込み幅だ。
 ヤマトホールディングスは単価下落の波は止まらず、2017年3月期は556円まで下落すると予想する。
 宅急便単価は上記表で記した過去5年で最も低い単価だ。
 この“取扱増・単価減”に見舞われたのは1度ではない。
 直近では2014年3月期に直面している。
 この時期は、Amazonが主力の荷物を佐川急便からヤマト運輸・日本郵便に移した頃だ。
 取扱個数は大幅に増えたものの、宅急便単価は574円と大幅に下落。
 2013年10月にクール便の温度管理不備がニュースになり、その対策として「全国一律○○○円」といった受託をやめ、サイズ別・地帯別の料金を徴収する方向で、全国的に料金の見直しを開始した。
 そして、「サイズ別値上げ交渉」を2014年初旬から開始していったことは記憶に新しい。
 その影響からか2015年3月期は取扱個数は前年割れとなったものの、宅急便単価は595円に上昇した。
 …(略)…
     
 宅配のメイン品目であるEC市場の荷物単価が低いことが収益低下の主因。
 だが、現場の繁忙の理由は、時間帯別配達と再配達にもある。
 「サービスは有料」とおかないと、解決の糸口は見出せない。
     
 2017年3月6日 R25
 ヤマト運輸は、正午から午後2時の時間帯指定配達をやめる方針を打ち出し、2018年度から実施を目指すことがわかった。
 ネットでは、この方針転換に対して、コンビニが倉庫のようになるのではないかと懸念する声が上がっている。
 …(略)…
 「コンビニ受取りにしたら良いなんて意見もあるが、そうなったら今度はコンビニが大変」
 「コンビニ受取とか言うけどコンビニを倉庫代わりにして使う時まで取りに行かないやつとか出てくるよ。サービスは有料だという概念を作ろう」
 「コンビニ受け取りにされても忙しい時間とかにこられると大変なのでこれ以上コンビニ受け取りしないでほしい」
 とコンビニ受け取りの問題点を指摘する声も寄せられている。
 …(略)…
     
 ヤマト運輸は宅配などをする社員を「セールスドライバー」と呼んでいる。
 「宅急便のドライバーは単なる運転手ではなく、セールスマンであるべきだと考えたからである。
 ドライバーが良い態度でお客様に接し、荷物を集めてこなければ宅急便は成り立たない。
 後方部隊には下請けを使っても、第一線のお客様に接する者は社員でなければならない」と、今に続く小倉昌男元社長の唱えた理念が崩壊の危機に瀕している。
     
 クロネコの悲鳴。
 宅配時間だけでなく質の変化による負担増も
 大西 孝弘
 2017年3月7日 日経ビジネス ONKINE

     





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最終更新日  2017年03月09日 14時00分04秒
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