テーマ:国防・軍事(168)
カテゴリ:中国、台湾
東西冷戦時代、「鉄のカーテン」という東西両陣営の緊張状態を表す、英首相・ウインストン・チャーチルが語った言葉があった。 それにならって、アジアの社会主義国と資本主義国と境界をしめす「竹のカーテン」という言葉があった。 鉄のカーテンの中心的存在はソ連で、竹のカーテンの中心的存在は中国。 10月18日、中国海軍とロシア海軍の艦艇計10隻が、津軽海峡を東に進み、日本海から太平洋に抜けたと、防衛省が発表した。中露の艦艇が同時に津軽海峡を通過するのを防衛省が確認したのは初めて。 津軽海峡は国際海峡のため、国際法上の問題はない。 中ソは長い間仲違いしていたが、中ロの時代となり、米帝と新たな対立軸をなしている。 国際紛争の観点では比較的静かな東アジアに波風を立てないで欲しいものだ。 2021/10/19 日テレNEWS24 防衛省によりますと、中国海軍とロシア海軍の艦艇、あわせて10隻が18日、津軽海峡を同時に通過しました。 防衛省によりますと18日、津軽海峡を通過したのは、中国海軍のミサイル駆逐艦など5隻とロシア海軍の駆逐艦など5隻のあわせて10隻です。 津軽海峡は、国際的な航行に利用されており、通過は認められていますが、中露の艦艇が一体となって日本の周辺海域を通過するのは異例で、津軽海峡を同時に通過するのも今回が初めてです。 中国軍は17日、アメリカ軍とカナダ軍の艦艇が台湾海峡を通過したことを批判した上で、「あらゆる脅威や挑発に断固対抗する」と対決姿勢を見せていました。 ― 引用終り ― 中国とロシアとはどちらも陸軍国であり、米英日が組むと脅威を感じざるを得ないのだろう。 海軍艦艇の連携は訓練が必要で、艦艇が一体となり船団となっても、艦隊として戦うことは難しい。 合同パトロールで中ロ連携は第一歩を歩み始めた。 中国は欧州への北極海航路の確立にも熱心なので、引き続き中ロ関係は進展していくと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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