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2021年11月20日
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カテゴリ:環境・自然災害
 原油の供給不足により温暖化対策の進展で重要が拡大する見込みがないガソリンの価格が上昇している。
 下記の記事では主に需要側の6つの要因を掲げている。
     ​
 
供給不足が解消しない6つの要因
原油高騰はインフレに直結する=原彰宏
2021年11月3日 MMONEY VOICE
  …  (略)  …
     ​
原因その1:コロナ・ペントアップデマンド
 コロナ感染拡大が収束したことでの景気急加速により、需要が一気に伸びたことで供給が追いついていない、鉱工業生産だけなく輸送のニーズも高まったことが大きいです。
  …  (略)  …
原因その2:北京冬季オリンピック・パラリンピック
 世界的イベントなだけに、中国としても大気汚染を考えると、石炭火力に7割も依存している現状から世界へのアピールも含め、「脱石炭」にシフトするという行動はうなずけます。
 そのために炭鉱稼働を止めていました。
 しかし、いったん止めた炭鉱の再稼働は難しく、電力不足状態解消のための供給が迅速に行われないことが、今目の前に現れている「電力不足」につながっているという指摘もあります。
 このリカバリーを石油や天然ガスに求めるという思惑も、原油需要が膨らむ要因として、強く懸念されています。
     ​
原因その3:大型ハリケーンの問題
 8月に米国を襲った大型ハリケーンが、産油地帯であるメキシコ湾岸に大きな被害をもたらしました。
 石油の生産量が2005年以降で最大の落ち込みとなり、米国のガソリン在庫が最低水準に近いところまで減少していることも、需給を乱す要因になると懸念されています。
 
原因その4:米シェールオイルの問題
 いままでは、需給逼迫の際には、米シェールオイルの蛇口を開放、つまり生産を増やすことで需給調整を行ってきました。
 バイデン政権誕生により、地球温暖化対策として採掘の環境規制が厳しくなったことに加え、コロナによる人手不足や物流の混乱もあり、シェールオイル供給そのものが安定しなくなりました。
     ​
原因その5:英国のパニック
 ブレグジットにより、移民が来なくなったことで、今まで移民が担っていた仕事に大きな支障をきたすようになりました。
 身近なものとしてスーパーで物を陳列する人がいなくなったということがありますが、トラック運転手が欧州大陸から来なくなったことで、不安になった消費者がパニック的にガソリンスタンドに殺到したというのです。
 9月終わりから10月にかけてガソリンスタンドの多くでガソリンが売り切れ、社会問題化し、軍がガソリン輸送で動員されたほどだったとのことです。
 
原因その6:天候不順による再生可能エネルギー供給不安定化
 再生可能エネルギーにシフトしているところに天候不順が、電力供給に不安が出て、スペインでは電気料金が3倍になったとのことです。
  ―  引用終り  ―
     ​
 ガソリン価格上昇は、供給主体の産油国による生産調整が成功して、価格の高止まりが復活した。
 その成功要因として、地球温暖化対策がSDGsのもと重視され、新規の石油採掘投資が困難になったことをあげている。
     ​
 では高値は続かない。
 11月15日、原油先物は下落。供給が拡大し、需要が低迷するとの見方が強まった。
 脱石油は世界の底流となっており、再生可能エネルギーの活用などが進み、需要が減っていけば価格が高止まりする理由はなくなる。実際、資金に余裕のある産油国も、石油メジャーも、再生可能エネルギーへの投資を拡大している。
 石炭とともに石油の需要は低減していくので、今後もOPEC+などで生産調整が続けられることだろう。
 投資先の乏しいマネーを活用して、一時的な原油高を狙った意図的供給不足は、今後も繰り返し演出されることだろう。
 OPECは11月の月報で、2021年第4・四半期の石油需要見通しを下方修正した。
 エネルギー価格の高騰が新型コロナウイルス危機からの景気回復を妨げ、石油使用量がコロナ禍以前の水準に戻るのは2022年以降にずれ込むとしている。
 時間がたつほど、低炭素化の取組は進展する。
 石油需要は回復するのだろうか?
     ​
 総需要が大幅に減少すると想定されている石油の供給問題は、財政面で貧困化していく産油国などで今後発生すると思われる紛争(戦争・内乱)へとつながる。
 紛争の発生は石油価格上昇の要因となる。悪循環?新たな「石油危機」?
 





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最終更新日  2021年11月20日 06時00分08秒
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