テーマ:少子化問題(6)
カテゴリ:物流 ロジスティクス
高齢者が運転する自動車の暴走が頻繁に話題になる一方、若者の自動車離れが語られてきた。 公認自動車学校の校長の多くは警察上がり(有資格者の天下り)が実態。 交通事故死が減少を続けているにも関わらず、天下り先の自動車運転教習所(自動車学校)保護のため、運転免許制度は細分化を続け、自働化等で運転が容易になる傾向に反して、運転免許取得費用は高額化、高止まりを続けてきた。 運転免許の要不要にかかわらず、就職用のアイテムの一つとして取得されていた運転免許であるが、20年間で運転免許を保有する若者は650万人減少しているとの記事。 車離れで心配される物流人材不足 「自動運転はまだ?」の声も SmartFLASH 2022年9月5日 20時55分 将来的な“物流人材不足”を懸念 「運転免許のある若者、650万人も減少!」 9月4日、ニュースサイト「Merkmal」が報じたニュースの見出しに、ネット上では驚きの声で溢れていた。 「2021年度版の『運転免許統計』によれば、10代、20代の運転免許保有者数は約1080万人。しかし、2001年版の統計と比べてみたところ、20年の間に655万人も減っていたというのです」(全国紙記者) 同記事は、その衝撃的な数字を発表するとともに、将来的な“物流人材不足”を懸念している。たしかに、配送業者に免許は必須。ドライバーたちが減っていくのは目に見えているというわけだ。Twitterでは、「物流人材」がトレンド入りしていた。 「今の時代、若者にとって運転免許証というのは、“取るのに大金がかかるもの”という考えが強いです。 車での移動が当たり前の地方在住者なら、親が負担してくれるケースもあると聞きますが、都心に住む学生ならば“高い金を払って免許を取る必要も、車を持つ必要もない”という考え。車の維持費もネックです。 カーシェアサービスなどが流行の兆しを見せていますが、大前提として、自家用車を持つことにもはや憧れはないのです」(前出・全国紙記者) … (略) … 現在、世界各地のさまざまなメーカーが無人の自動運転のテストを行っている。完全自動化が実現すれば、たしかに免許証はただの「身分証明書」になってしまうかもしれない。 ― 引用終り ― 若者人口の絶対値の減少と自動車運転免許の細分化により、大型トラック・バスドライバーの不足は深刻化している。 長時間運転の制限により短期で稼ぐことが難しくなった長距離トラック、雇用が不安定な観光バス、生コン輸送運の運転者不足・高齢化は特に深刻なものとなっている。 物価安定の陰でコスト上昇の制約は強く、不足しているにもかかわらず、これらの職種の待遇改善は進まないため、高齢化を続けており、運転中の突然死などによる交通事故の報道をよく目にするようになった。 2020東京パラリンピックで発生した、自動運転車と歩行者の事故にみられるように、完全自動運転の実現のハードルは相当高い。 ECの進展で個別宅配のニーズは強まる一方だ。少子高齢化は消費だけでなく物流にも大きく影響するので、現在の物流システムで運転者の比重は大きいままだ。
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最終更新日
2022年09月15日 06時00分12秒
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