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2023年01月31日
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テーマ:ウクライナ(157)
カテゴリ:ロシア、ソ連
 
 ウクライナ侵略戦争に手を出し深手を負ったプーチン大統領は、年金の引上げ、子供手当の給付拡大、債務の返済繰り延べなどの継続できるは思えない国内向けの施策を連発し、ロシア国民の支持を維持しようとしている。
 対象者が増えるロシア軍への動員拡大策を前にして、それらの施策は無効化されることだろう。
 そこで西側メディアは早くもポスト・プーチンの観測を立ち上げている。
 現在の候補者は、民間軍事会社「ワグネル」の創始者であるエフゲニー・プリゴジン氏とドミトリー・メドベージェフ元大統領の2人だ。
     ​​​​
「どちらも核兵器をちらつかせるでしょう」
と英紙が報道
東スポWEB 2023年1月23日
 プーチン大統領には重病説がささやかれており、ウクライナ侵攻もうまくいっていない。無理やりな徴兵で国民人気も低下している。欧米メディアでは、「プーチンはリビアのカダフィ大佐の最期をさかんに調べている」として、クーデターによって殺される可能性を恐れ、自ら身を引く可能性が高いと分析している。病気を理由にすぐに権力の座を降りるのか、それとも2024年3月の大統領選に出馬せずに勇退するのか。
 
 英メディアGBニュースは22日、英秘密情報部MI6の元長官リチャード・ディアラブ氏からのインタビューに、「ウクライナとの戦争に負ければ、ロシアはプーチンを排除しようとするだろう。ロシアは独裁者よりも独裁体制というシステムが絶対的なのです。プーチンの健康状態を理由に、療養所に引きずり込まれて行方不明になり、別の誰かの手に独裁体制が渡る可能性がある」と指摘した。
 
 すでに後継者が2人に絞られたことを報じたのは、22日の英紙デイリー・スターだ。
     ​
 最有力候補の1人は民間軍事会社「ワグネル」の創始者であるエフゲニー・プリゴジン氏。ワグネル傭兵部隊は刑務所から終身刑の殺人者やマフィアらをスカウトして、最前線で戦っている。戦闘から逃げ出そうとする殺人鬼を後ろから射殺する〝清算人部隊〟を用意して、見せしめ的に公開処刑するなど、殺人鬼以上の残酷さを持っている。
 カナダのアルバータ大学でロシア史を専門とするデビッド・マープルズ教授は同紙に「もしワグネルがより多くの兵力を与えられ、バフムートの奪取に成功すれば、彼が最有力候補であることは明らかです」と話した。
 
 一方、カリフォルニア工科大学の政治学者D・R・キーウィエット教授は「明らかな後継者はドミトリー・メドベージェフ元大統領だ。彼は他の誰よりも腐敗しており、それこそが彼に有利な点だ。彼は戦争が始まって以降、非常に強硬な声明を出し、キャンペーンを行ってきた。残りの後継者候補の全員をまとめられる唯一の男だ」と語った。
  ―  引用終り  ―
     ​
 推測の前提は、プーチン大統領が核のボタンを押さないで大統領を引退すること。
 大規模であれ、小規模であれ、核戦争になった場合は、地球人類の将来ととともにロシアという国そのものが無効化されると思われる。





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最終更新日  2023年01月31日 06時00分10秒
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