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2023年05月22日
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テーマ:倉庫・運輸(145)
 クロネコヤマトの宅急便は1976年に始まった。収益性の低い運送事業の改革となった。
 ヤマトの宅配事業の急成長を見て、宅配事業の将来性を確認した日通の「ペリカン便」は1977年に始まった。
     ​
 「ペリカン便」は、2009年4月より、日本通運と郵便事業株式会社とで設立したJPエクスプレス株式会社で運営されたが、2010年7月1日、JPエクスプレス株式会社の宅配便事業が郵便事業株式会社のゆうパック事業に引き継がれ、消滅した。
 取扱い量が成長を続けた宅配業界であるが、カンガルーの西濃、こぐまの名鉄宅配便、犬のマークのフットワークエクスプレスなど取扱事業者も増えた。全国規模での宅配事業の展開は容易なことではなく、宅配事業を止めたところも多い。飛脚の佐川急便のように、宅配事業を通じて各地方別のフランチャイズ運営から、全国企業になった物流事業者は多くはない。
 
 2010年2月、日本郵政グループの日本郵便の2010年3月期の単独決算は、7年ぶりとなる179億円の最終赤字となった。日本通運との宅配事業統合を見直すのに伴う特別損失が主な要因だが、景気低迷などによる宅配事業の収益悪化という構造的な課題が残された。
 2022年11月11日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、郵便・物流事業の売上高(営業収益)は9469億円(前年同期比0.7%減)、営業損失63億円(前年同期は72億円の利益)となった。取扱数量は総計で1.6%減。郵便は1.2%減、ゆうメールは2.9%減。ゆうパックは厳しい競争環境等により2.8%減(うち、ゆうパケットは2.4%減)となった。
 
 赤字の郵便事業をカバーすべく、強化した宅配事業ゆうパックだったが、経営の強引さが目立つ郵政グループが事業をすすめたため赤字体質は是正されず、必要な投資も行われなかった。
     ​
どこいった!? 2010年に消滅? 意外な「統合先」とは
2023/5/12 くるまのニュース
宅配便として知られていた「ペリカン便」今はいずこに!?
 現在では、日常生活での商品購入手段としてネット販売が広く普及しています。それを支えているのは「宅配便」の存在です。
  …  (略)  …
 
 小荷物を発送するのは、現在ではごく簡単なことですが、宅配便が存在するまでは、個人が行うのもひと苦労なことでした。
 というのも、郵便小包(現:ゆうパック)もしくは「チッキ」と呼ばれた鉄道小荷物に頼るしかなかったのです。そのため発送したい人は、荷物を郵便局や駅まで運ぶ必要がありました。
 さらにチッキの場合、自宅まで届けてもらうことはできず、荷物を受け取るには駅に行かねばなりませんでした。
     ​​​​
 1970年代に宅配便が開始されると、その便利さから80年代には急速に普及。最初に宅配便サービスを広げたのはヤマト運輸ですが、これを追うように大手輸送会社も続々とこの市場に参入し、宅配便サービスの競争が始まりました。
 そのため不便だった鉄道小荷物は、1986年に姿を消しています。
 
 このようにして開始されたペリカン便は、その後も順調にサービスを拡充。1991年には、国内航空便を用いて速達性を高めた「スーパーペリカン便」、2000年からは冷凍品の輸送も可能な「クールペリカン便」もスタート。
 このほか「ゴルフペリカン便」「スキーペリカン便」なども用意され、様々な需要に応じていました。
     ​
 しかし元来、日本通運は小規模な個人向け輸送よりも、鉄道や海運、大型トラックを利用した法人向け輸送を得意としています。
 さらに宅配便市場ではヤマト運輸と佐川急便の2トップが圧倒的に強かったため、同市場でのシェアを伸ばせませんでした。
     ​
 そして同様に、郵便による宅配便サービス「ゆうパック」(2007年から郵便小包から宅配便貨物に変更)を扱っていた「郵便事業株式会社(現:日本郵便株式会社)」もまた、収益が伸び悩みに。
 そこで両者は統合による競争力強化を狙い、新たに「JPエクスプレス」を設立。ペリカン便ブランドは日本通運から離れ、JPエクスプレスが引き継ぐことになりました。
 なお両社の出資比率は、郵便事業が66%、 日本通運が34%でした。
 
 しかし事業を始動した2009年4月の段階では、システム的な問題などにより事業統合ができないままだったため、ひとまずペリカン便事業のみで営業し、同年10月にサービスの統合を目指していました。
 ところが2009年10月の統合も総務省から認可が下りず再延期。JPエクスプレス自体の赤字も拡大しており、2010年3月期末の累積損失は約681億円に達しています。
 
 そこで2010年7月、JPエクスプレスを清算、同社のペリカン便事業を郵便事業のゆうパック部門が引き受けることに。つまりペリカン便のサービスはゆうパックに引き継がれて一本化されたのでした。
 そして同時に、ペリカン便のブランドはここでついに消滅することになったのです。
  …  (略)  …
     ​
 ではペリカン便が消滅したあと、これらのクルマはどうなったのでしょう。
 実は一部のクルマでは、ペリカン便・日本通運のロゴを消し、黄色+青帯を残したままゆうパックの集配に用いられていました。
 それなりの台数が塗装変更を受けぬまま、ペリカン便カラーで残っていたのです。
 2010年のペリカン便消滅から10年以上が過ぎた2023年現在でも、地域によっては時折その姿を見ることができるようです。
 
 なお前述のスーパーペリカン便は、郵便事業にペリカン便が統一された後も残り、現在は「エクスプレスハイスピード」というサービス名で展開中です。
  ―  引用終り  ―
     ​
 日本通運、福山通運などが表記している「通運」とは、鉄道貨物輸送の両端の貨物取扱駅において、荷主と鉄道の間に介在し、鉄道輸送を補完し、発荷主戸口から着荷主戸口までの輸送を遂行する事業をさしている。陸運の主役が鉄道輸送だった時代の言葉だ。
     ​​​​
 2001年に経営破綻し宅配事業から撤退した「フットワークエクスプレス」は、日本郵便の一員となっている。
 民事再生法の適用申請を行い2003年、フットワークエクスプレス株式会社が復活。2009年、オーストラリアの物流会社「トール・ホールディングス」の子会社となり、2012年、トールエクスプレスジャパンへ社名変更。
 2015年、親会社のトール・ホールディングスが日本郵便により買収された。





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最終更新日  2023年05月22日 06時00分11秒
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