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2023年11月11日
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カテゴリ:EV  電気自動車
 EVで出遅れていると批判されているトヨタの2023年上半期の販売は過去最高。
 環境活動家や評論家は赤字になり消費者が歓迎しなくとも、「EVを売れ」というのだろう。
 現在のリチウムイオンバッテリー駆動によるEVが製造から廃棄まで考慮すると環境にやさしくないことは明白なので、トヨタのEV生産取組の遅れを批判する彼らは、妙な信念に凝り固まった人々ということになる。
     ​
初の500万台超
 2023年10月30日 ロイター
 トヨタ自動車が30日発表した2023年度上期(4─9月期)の高級車ブランドのレクサス車を含めたトヨタ単体での世界生産と世界販売は上期として、下期も含む半期ベースとしても過去最高となった。いずれも上期として初めて500万台を超えた。半導体不足の影響が緩和したほか、北米などの需要が堅調だった。
 
 上期の世界販売は前年同期比9.1%増の517万2387台。これまでの半期としての過去最高(20年度下期の約507万6000台)を10万台近く更新した。海外販売も5.5%増の438万2219台と半期として過去最高だった。北米では「カローラ」のハイブリッド車などが好調で、国内販売は3割以上伸びた。
 上期の世界生産は同12.8%増の505万8248台だった。これまでの半期としての過去最高(20年度下期の約468万2000台)を37万台超、上回った。
 同社は今年度の目標として世界販売960万台を掲げている。下期の世界販売が前年度と同じ水準で推移すれば目標に対して40万台超の上振れが見込まれる。
 
 併せて発表した9月実績は、世界販売・世界生産ともに9月として過去最高だった。過去最高は、世界販売が6月から4カ月連続、世界生産は3月から7カ月連続となっている。世界販売は前年同月比11.6%増の92万1308台で8カ月連続の前年超え。世界生産は同1.5%増の90万0919台と9カ月連続で前年を上回った。
 
 一方、電気自動車(EV)の急速な普及で競争が激化している世界最大の自動車市場、中国については、販売が6月から8月まで前年割れが続いていたが、9月は同2.2%増と4カ月ぶりに前年を上回った。トヨタによると、各種販促イベントの展開が奏功したという。ただ、生産は6.7%減で5月からの前年割れが続いている。
  ー  引用終わり  ー
     ​
 2023年6月、ドイツ・フォルクスワーゲンが国内の工場の1つでEVモデルの生産を一時的に縮小する措置を導入したと報じられた。
 ニーダーザクセン州にあるフォルクスワーゲンのエムデン工場で、7月と8月にEV生産ラインで働く労働者の4週間の夏季休暇延長に向けて、今後2週間のシフトがキャンセルされた。
 EV生産ラインの従業員のみ夏季休暇が1週間延長され、エムデン工場で現在雇用されている1500人の臨時従業員のうち300人は、2023年8月に契約が更新されないことが明らかにされた。
 エムデン工場労働者評議会のヴルフ代表は「EVにおいて、顧客の消極的な姿勢を強く経験している」と語り、EVが需要不足であることを示唆した。
     ​
 中国では近年、一時脚光を浴びた拝騰汽車(Byton)、賽麟汽車(Saleen)など新興EVメーカーが相次ぎ姿を消した。
 2023年5月10日、長安汽車の朱華栄会長が「この3年間で淘汰された自動車ブランドは計75社にのぼる。向こう2~3年は少なく見ても60%~70%が淘汰されるだろう」と述べたことが報じられた。車載用電池の生産能力は480億GWHに達しており、2025年には100億GWHまで増大すると見込まれている。EVの新車市場の占有率は、2018年4.3%だったが、2022年は26%、2023年1−4月は30%に達した。2030年に70%に達すると予測される。
 低速EVのトップ企業だった雷丁汽車は2023年5月5日、山東省の裁判所に破産を申請した。
 上位陣に加わった実績のある威馬汽車(WM Motor)も2022年から経営困難となり、2023年10月、上海の裁判所に破産申請した。
     ​
 環境派の人々はEV市場に既存の自動車メーカーがどっぷりとつかり、内燃機関の自動車がなくなれば問題が解決すると単純に考えているのだろう。後先を考えず資源の浪費と環境に害毒をまき散らした古い世代と思考方法に変化がない。
 エコノミストはEVで群雄割拠の状態になり、自分の活躍の場が増えることを望んでいるのだろう。
 
 次世代電池の技術が実用化されておらず、現行のバッテリーの廃棄処分体制が確立しない現段階で、EV大量生産は既存の自動車市場での内燃機関生産での最適解に基づいた設備を抱えるメーカーにとって「罠」となっている。
 
 資源の採取から使用後の廃棄体制まで考慮されたEV生産の正解が分かる日は、いまのところ不明。
 現在までのところ、内燃機関の自動車に比べて、価格が高くて、不便で、時に危険なEVの量産は可能である。車体より寿命が短いにもかかわらず、大量に搭載されたバッテリーの環境にやさしい廃棄は、方法も設備面も不十分なままだ。
 








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最終更新日  2023年11月11日 06時00分11秒
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