テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年5月14日の記事≫ 直腸にがんが見つかった札幌市の会社員、S.O.さん(48)は2013年9月、札幌の医師に紹介状を書いてもらい、千葉県柏市にある国立がん研究センター東病院へ向かった。 「肛門(こうもん)を残すのは難しい」という医師の説明に納得できず、セカンドオピニオンを求めるためだった。 大島さんは、エコー検査の結果など、札幌の病院でおこなった検査のデータを持参した。これに加えて、国立がん研究センター東病院でも再度、MRI検査を受けて病巣の状態を調べた。 結果は、「肛門から約4センチのところにある進行がん」で、直径は2・5センチ。がんの状態は、大腸壁の筋層にとどまるか、やや超えるかのぎりぎりのところで、「ステージ1から2」と診断された。 「肛門を残したいのですが」 大島さんがそう治療の希望を伝えると、斎藤典男(さいとうのりお)医師(65)が答えた。 「開腹手術や腹腔(ふくくう)鏡手術など、手術にはいくつかの方法がある。どれが適しているかはまだ分からないが、なんとか肛門を温存する方法でやってみましょう」 札幌の自宅から千葉の病院まで、飛行機とバスを乗り継いで片道4時間ほど。遠隔地での治療は何かと不便だが、斎藤さんの言葉を聞いて、S.O.さんは決心した。 「お金や時間がかかっても、この病院で治療を受けよう」 斎藤さんはS.O.さんについて、「医者任せにせず、自分で情報を集めているのが分かった。病気を治したいという熱心な気持ちが、伝わってきました」と振り返る。 がんの病巣は摘出するが、肛門の機能はできるだけ残す。その治療方針が決まったことで、S.O.さんの気持ちは前向きになった。「体に良さそうなことは、何でもやってみよう」と札幌市内のヨガ教室に通い始めた。毎朝、自宅のジューサーで作ったニンジンのジュースを飲み始めた。 そうして体調に気をつけながら、手術の日に備えた。 10月28日に入院して最終的な検査を受けることが決まった。手術日は10月31日。大腸外科の伊藤雅昭(いとうまさあき)科長(47)が主治医となり、手術を担当することになった。 写真:S.O.さんから治療の相談を受けた斎藤典男医師=千葉県柏市の国立がん研究センター東病院 ![]() (患者さんのお名前はイニシャル表記に変えさえていただきました。) 「医者任せにせず、自分で情報を集めているのが分かった。」 こう医者に思わせないとダメです。医者にも緊張感を与えないと。医者にとっては一人の患者は one of them でしかありません。嫌われても、気になる患者、うるさい患者と思われるくらい自分自身でも研究する気持ちが大切です。 セカンドオピニオンでS.O.さんは別の治療法が見つかりましたし、私もそうでした。これはセカンドオピニオンの一つの目的ではあります。しかし、別の治療法が見つからなくても、主治医の提案した治療法が一番いいと言われれば、迷うことなく治療に入れます。その迷いのなさが治療にプラスに作用するのではないかと思います。 そういう観点からもセカンドオピニオンは有効だと思っています。 よろしかったらぽちっとお願いします。 ![]() にほんブログ村 ____________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆抗がん剤治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆抗がん剤治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 ◆粒子線治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=1 ◆粒子線治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=23 ◆粒子線治療後経過観察 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=24 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/09/28 01:21:49 AM
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