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テーマ:最近観た映画。(39156)
カテゴリ:日本映画
連休明け、ついつい徹夜になってしまったが不思議と元気。
バイト。 昼食。JYOTI、マトンカレーセット。ナンが美味い。 バレンタインの成果はチョコふたつ。ふたつとも既婚者からですがなにか? 京浜東北線で熟睡しながら山手へ。 山手から徒歩でマイカル本牧へ。 歩いて30分ほどかかるが、この辺は古本屋が多くて退屈しない。本来なら1件ずつ物色したいところだが、今日は時間に余裕がないので控えめに。 マイカル本牧、MOVIX本牧。ここに来るのは数年ぶり。ワールドポーターズにシネコンができる前はたまに来ていたが。 隣接するフードプラザ。イタリア厨房、ツナとほうれん草のスパゲッティ。 「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」。 この映画は本牧の映画館で観ることに意義がある。 僕は1975年産まれなので、72年解散のカップスをリアルタイムで知るはずがなく、意識したことすらなかったのだが、ごくごく最近になってクレイジーケンバンド経由で興味を持つようになった。 ミッキー吉野が在籍していたと知ったのも最近のこと。ある世代より下にとっては圧倒的にミッキー吉野はゴダイゴの人だ。 僕は、ミッキー吉野と同じく磯子出身。僕の伯父と中学時代の同級生だということもあり、幼い頃から親近感は抱いていた。 映画はレコードのように、Side-A、Side-Bと分かれた2部構成。 前半Side-Aは、言わば「驚きももの木20世紀」。 当時の関係者、目撃者、影響を受けたミュージシャン、メンバーら、様々な人たちの様々な証言を積み重ねることにより、ザ・ゴールデン・カップスとは何だったのかを浮き彫りにしてゆく。 じつにそうそうたる顔ぶれが登場。列挙すると、内田裕也、ジョー山中、鈴木ヒロミツ、井上堯之、ムッシュかまやつ、萩原健一、CHAR、土屋昌巳、忌野清志郎、矢野顕子、横山剣、など。 非ミュージシャンの芸能人では唯一人、我らが北野武が。 芸能人だけではなく、当時の本牧を知る人々、関係者も続々登場。語る姿が有名無名を問わず並列に映されてゆくのが良い。 それぞれ、年齢と、横浜の人は細かい出身地まで表示される。横浜の者としてはこの辺のローカルさがたまらない。 カップスの魅力となるポイントは大きくわけてふたつだと思うが、卓越した音楽センスと破茶滅茶な素行。つまり、一方では日本の芸能史・音楽史、もう一方では60年代本牧の不良文化をめぐる風俗史を辿ってゆくことになる。 更に、メンバーそれぞれの個人史へ。言わば、それぞれの「いつみても波瀾万丈」。 同じ時代、同じ場所に、個性豊かな才能が集結してゆく様は、「七人の侍」からジャンプのマンガに至るまでの王道パターンで、変な言い方だがまるで映画を観ているかのよう。そりゃあ、映画になるよ。 呆気なくもドラマチックな解散劇も、事実だがよくできてる。 後半Side-Bは、本牧のライブハウスで行なわれたザ・ゴールデン・カップス再結成ライブの模様。前半であれだけの伝説を観せられたらもう、ただ音に浸るしかない。前半Side-Aに対する長大なエンディングテーマであるかのようにさえ思えた。熟成されたオヤジっぷりに感服。 市営バスで横浜駅まで。 滅多にバスに乗らないものにとってはバス停に料金が書いてないのはなんとも不安だ。そのくらい書けよ。 帰宅。鼻水がひどい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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