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テーマ:雑誌を読みましょう。(127)
カテゴリ:雑誌
早番。
昼食。カレキチ、カキフライカレー。 「BRUTUS」、「創」、購入。 横浜西口。 ジョイナスからビブレ方面へ出ると、店内BGMが外に出ても聴こえる。 一瞬、どういうことかと思ったが、すぐ目の前で、ジャズのバンドが路上ライブをしているのが見えて納得した。 このあたりで演奏している路上ミュージシャンは珍しくないが、このバンドは店内BGMと間違えるくらいに上手い。これは素人ではないだろうと思ったら、演奏している前に看板を出していて、jajaという名の、CDも出しているひとたちだとわかった。 上手いから、さすがに人垣も大きくなる。それがいけなかったか、盛りあがってきたところで、交番から警官がやってきて止めてしまった。まったく無粋な警官だ。 ABC-MART。 だいぶ前から雨が浸水するようになっていたので、新年だし、意を決して買い換える。 20パーセントオフの貼り紙がそこらじゅうに貼ってあったので、これはいいときに来たと思っていたら、選んだクツは対象商品ではなかったのでがっかりする。対象商品でないものがあるなら、もっとでっかく書いといて欲しい。 クツを買ってしまったので、今日はCDは買うまいと思い、レコファンには寄らず。 ところが、東急ハンズに入ったら、1階で、レコファンが出張してセールをやっているではないか。ほかに買いたいものがあったのだけれど、これも運命だとあきらめ、しかたなくCDを物色する。 中古CD、3枚購入。サケロック、ヤン富田、RAG FAIR。 RAG FAIR「AIR」。 3年前の「ポップ・カルチャー年鑑」で、湯山玲子がRAG FAIRを評価してるのを読んで、ちょっと気になっていたので。 ダイエー。 あおい書店、寄り道。 ムービル。 モスバーガー、とびきりハンバーグサンド、オニポテセット。 雑誌を読む。 「創」2月号、特集「出版界の徹底研究」。 ロフトプラスワンのイベントに、2度、足を運ぶうち、だんだん、「創」をひいきにしたい気持ちになってきた。まぁ、だいたい、普通はひいきなひとがイベントに行くんだろうけど、毎号読みたいかというとそうでもない。もうちょっと迷わせて欲しい。 さて、今号の特集は、やはり、書店員としては興味があるところ。 座談会、読書人・植田康夫×出版ニュース社・清田義昭×筑摩書房・松田哲夫「苦境の出版界だからこそ問われる編集力」。 2008年を総括すると、やはり、まず、“雑誌不況”が話題にあがる。 植田「総合週刊誌は軒並みダメですが、一方、経済週刊誌が堅調ですね。今までは、株投資のためのガイド雑誌という感じだったのですが、ここ2~3年を見てみると、編集の面で、いわゆる経済誌の枠を超えて総合誌のような特集を組んでいます。」「経済週刊誌は紙がよくて、大体、上質紙なんです。ところが、総合週刊誌の本文はざら紙なのでカラーの広告が入らない。上質紙のメリットも考えなければなりません。」 2008年度のベストセラーランキング、トーハン調べ、2位に入っているのが、水野敬也「夢をかなえるゾウ」。発売は2007年の夏で、じわじわと売れ続けていったという印象がある。 植田「著者の水野敬也さんは最初、見開きでワンテーマ、成功法則を毎日一つずつ、365日集めるという本を提案したらしいんですね。ところが、どうも面白くないということで、急遽、著者が『神様とサラリーマン』という絵本を考えているという話を編集者にしたらしいんです。それで、いい加減な神様に成功法則をしゃべらせて、それを一つずつ聞くような本にガラッと変えてしまった。」 ベストセラーランキング3位には、jamais jamais「B型自分の説明書」、4位に「O型」、5位に「A型」、9位に「AB型」と、ベストテンのうち、4冊をこのシリーズが占める。 植田「過去の作品で、アレンジ企画に活かせるものがあるような気がします。『B型自分の説明書』のような血液型の本にしても、能見正比古がすでに大ブームを巻き起こしているわけです。血液型の本自体は過去にやられていたのですが、それを現代風にアレンジしているんですね。そういうことができる過去の遺産があると思う。」 松田「考えてみると、ケータイ小説とjamais jamaisの作品は、いずれも素人がいきなりお姫様になったというシンデレラ的ヒットですよね。書店さんにとっては売り上げを作ってくれるからいいのですが、ケータイ小説について言えば、出版社も含めて、何がしかの期待があった。ケータイ小説の読者が一定数できて、新刊も売れていくだろうという予測はありましたし、ケータイ小説から始まって他の小説も買ってくれるのではないかという淡い期待もあったのですが、それが見事に裏切られましたよね。」 清田「ベストセラーにはランキング志向が必ずあると思うのですが、それは果たして本そのものの力なのかどうか。売れるということは、それなりに力はあるのでしょうが、その内容が血液型だったりしますからね。書店では売れている作品ばかりを強調しているし、取次レベルでも、トリプルウィン戦略といって、特定の書店に売れ筋の作品だけを供給したりしている。」 松田「テレビに出て本の紹介をしていますが、ほとんど言葉が届かない。ただ、二つだけ届く言葉があって、一つは“泣いた”で、もう一つは“ベスト1”です(笑)。」 しかしそれは、「王様のブランチ」という番組の視聴者の性質と、松田哲夫個人の能力の問題ではないかと思うのだが、そんなことはないのだろうか。いっぽうでは、“泣いた”と“ベスト1”にしらける人間も多数いるのだと思いたいけれども。 「BRUTUS」655号、特集「ブルータス大学開講」。 「創」によると、雑誌不況といわれるなか、「BRUTUS」は安定して売り上げ微増を続けているそうな。たしかに、自分のことを考えてもちょくちょく買ってるもんなぁ。 有名文化人の実際の大学講義を誌面化した今特集もとても読み応えあり。いとうせいこう、宮沢章夫の講義の両方に、松岡正剛の名が偶然出てきたのはなにか示唆的だ。 帰宅。 テレビ。 「サンデージャポン」でニュースを確認。 無責任に言ってしまえば、渡辺喜美はなかなか面白いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月18日 00時21分20秒
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