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カテゴリ:お笑い芸人
1日中、自宅。
午前中、睡眠。 日記更新。 珍しく私書箱にメッセージが。 驚くようなありがたい話。もちろん、断る理由はない。さっそく返信する。 ラジオ。 「小島慶子 キラ☆キラ」水道橋博士。ゲスト、交通情報の阿南京子。 小島慶子と阿南京子のひやひやするような距離感を、博士がうまい具合に緩和しているような感じ。阿南京子をこの曜日に持ってきたのは納得だ。 交通キャスターというものが、なかなか特殊技能だということもわかって面白かった。 テレビ、あれこれ。 ◆「やりすぎコージー」、「ドキュメント!心の傷芸人のど自慢」。 審査員に岸部四郎。不幸のアイコンとしての岸部四郎でもあるが、これはもちろん、「ルックルックこんにちは」の「女ののど自慢」のパロディでもある。司会に、夏木ゆたかをしっかりと用意しているところもぬかりなし。 岸部四郎、1番手、TKO木下に満点の50点を出したその理由を訊かれて、「亡くなった古今亭志ん朝師匠と顔がそっくりなんですよ。」 ◆「踊る!さんま御殿!!」、上半期ニュースな人大集合SP。 ナイツ土屋、六本木のクラブで送迎のバイトをしていたときに、中国人ホステスたちに「ツチヤ、ヤサシイ」「ツチヤ、ヤサシイ」と評判になったというエピソードを。 “浅草の星”のイメージだけに、六本木という地名が出てくるのは少々意外な感じがする。伊達メガネであることもさらっと明かしていたが、その自己演出も含めて、土屋、見かけによらず、案外、クセモノかもしれない。 ◆「爆笑レッドシアター」。「ホワイトシアター」のコーナーに、劇団イワサキマキオが登場。 番組内では説明がなかったが、元WAGEの岩崎う大と槙尾ユースケのコンビだ。小島よしおが特殊な売れかたをしてしまったけれども、WAGEというグループはそもそも、脚本で笑わせる良いコントをやっていたのだ。WAGEのような派手さはないかもしれないが、その色は、この劇団イワサキマキオに残っている。そのうえで、それぞれのキャラクターもあるコンビ、期待して良いんじゃないか。 ◆「太田光の私が総理大臣になったら」。 オードリーのマニフェスト「ぜいたくをしている人からたくさん税金をとります」で、珍しく、爆笑問題のふたりが賛成席と反対席に分かれた。 反対席の田中裕二「俺は、贅沢か贅沢じゃないかが、もう絶対、個人的に価値観があまりにもばらばらだから、無理ですよ、だって。うなぎ屋さんが贅沢とするじゃないですか。おそば屋さんは贅沢じゃないとするじゃないですか。でも、うなぎ屋さんを経営してるひとも、おそば屋さんを経営してるひとも、どっちも、贅沢はしてないにも関わらず、うなぎ屋さんのお客さん減ったらかわいそうじゃないですか。贅沢品を(消費税)15パーにしちゃうと、その、お金持ちだけが困るみたいなことじゃないと思うんですよ。普通の低所得者も困っちゃうんですよ、それは。」 森永卓郎が「イギリスの複数税率の場合は、ほんとに生活困窮者は、消費税を一銭も負担せずに暮らしているっていう説もあるんですよ。例えばその、(オードリーの)春日さんのような暮らしを、イギリスでしたら、消費税払わなくていいんですよ。」と言ったら、田中、ちょっと笑いながら「あんな暮らしは、だけど、できないじゃん!」 ここへきて、「感染列島」だけならず、「Mr.BRAIN」、「サカスさん」と、単独での活動がとたんに目立ち始めている感がある田中だが、これにはどうも、危ういものを感じざるをえない。 元来、デビュー当時からツービートと比較をされてきた爆笑問題は、太田をたけし、田中をきよしに重ね合わせ、太田が田中を捨てる危険性のみを心配されてきたコンビだが、本当に危険なのは、逆に、田中が太田を捨てることなのではないか。いや、捨てるというと大袈裟だが、お互いがお互いを必要と感じなくなる瞬間があるとすれば、その可能性は田中のほうにこそ訪れると、今は思える。 漫才のツッコミ役がバラエティ番組の進行役へと出世するときには、場の空気をコントロールする役割であるがゆえの、ある種の万能感を抱きやすいのではないかと思える部分がある。浜田雅功しかり、上田晋也しかり、もしくは、ある時期の西川きよしも当てはまるかもしれないが、非常に支配的ないやらしさが、半ば宿命的に、どうしようもなくにじみ出てしまう場面がしばしば生じる。有能なタレントとはおそらく、これを引き受ける覚悟ができているひとのことを指すのではないかと思うが、はたして、田中裕二にはそれを引き受けられるのだろうか。 太田がたけしのようにならなかったのは、太田は田中がいなければ困る人間だからである。逆もまたしかりで、田中もまた太田がいなければ困るはずだ。爆笑問題の本質はその未成熟さにあると思うが、未成熟だからこその欠落を、互いに補完しあっているのが爆笑問題というコンビの強さになっている。爆笑問題がコンビであることの魅力は、先行する世代の、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらとは、まるで異質のものである。 今のところ、田中裕二の単独活動が茶化されていることは唯一の安心材料だ。視聴者が田中を茶化しながら観ているあいだは、太田がいない場でも、太田の視点がそこには存在する。われわれは、田中を茶化すのをやめてはならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月16日 01時19分54秒
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