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カテゴリ:演劇
朝、日記更新。
ラジオ。 「ビバリー昼ズ」、ゲスト・立川志らく。 志らく師匠、演劇らくご「鉄拐」初日を翌日に控えての出演。志らく師と昇太師がメディアで共演するのも、ありそうでなかなか珍しいような。 なんと、蜷川幸雄演出「十二人の怒れる男」から出演のオファーがあったとは知らなかった! 落語会のスケジュールの都合で泣く泣く断ったということだが、これはものすごく観たかったなぁ。 そして、さらなる話題はZAZEN BOYSとのセッション。 「私もZAZEN BOYSは最初知らなくてね、なんだか、あきれたぼういずとかそういうのは知ってるんだけど、そしたら、いろんな若いひとに訊くとみんなびっくりするんで、じゃあ、そいじゃあ、出演してみようと。なんで声がかかったかっていうと、『雨ン中の、らくだ』を、このZAZEN BOYSの向井秀徳さんが読んで、そいでわざわざ私の落語会にいらっしゃったらしいんですよ。どんな落語をやるんだろうと。そいで、『らくだ』っていう落語を私はたまたまそのときやって、そいであのう、『いやっ、あなたとはなんか通ずるものがあるから、僕とセッションしよう』って言って。『私はあの、昭和歌謡曲しか歌えませんよ』って言ったんだけど、『いや、落語をやってくれ』。で、C.C.Lemonホールと大阪の厚生年金と、2箇所で、でかいハコでやるんで、『ちょっと出てきてトークすればいいんですか』っつったら、落語を3、40分、それもコンサートの合い間じゃなくて、いちばん大トリ、自分たちの最後の曲をかけるから、その音楽の前奏が流れたら高座を出して、3、40分、みっちり落語やってくれ。それでフィナーレにするから、って言われてしまったんで。それであのう、日比谷の野音にこないだ偵察に行ってきたんですよ。もう、どしゃぶりんなか、もう、3千人のお客さんが、みんなカッパかぶって、てるてる坊主みたいなかたちで、雨ン中でこうやって揺れて、もう、落語やるような雰囲気じゃ全然ないんですよ。誰も噺聴いてないですもん。こんなとこで落語やるの? っていう、今からもう逃げ出したいような…。」 高田先生「それは野音観に行ったのね? 今度、C.C.Lemonだろ? 屋根あるから大丈夫だよ。」 夕方、横浜西口。 タワーレコード。 クレイジーケンバンドの新アルバムを買いに行ったら、「Quick Japan」最新号が売っていた。一緒に購入。ポイントを使って1000円引き。 「Quick Japan」。 ここ2号は金がなくて買ってなかったが、今号は嬉しい特集があったので迷わずレジに運んだ。 特集・向井秀徳、ルポ「雨ン中の、ZAZEN BOYS」。ZAZEN BOYSの野音のライブを志らく師匠が鑑賞。そうか、志らく師と向井秀徳をつなげたのは太田出版だったか。 取材・文、磯部涼。ファンでも読んでるひとは少ないんじゃないかと思われる「現代映画聖書」まで下調べ済みとは素晴らしい。 「志らくが凄いのは、映画やマンガ/アニメといった他ジャンルの要素を取り入れながらも、むしろ、それを古典落語が本来持っていた狂気性を引き出すために利用しているということである。そして、ここでの“落語”を“ロック”と言い換えた時、それは向井秀徳の仕事とどこか重なるとは言えないだろうか。」 その他、特集「22年目のさまぁ~ず」も非常に興味深く。 下北沢へ。 本多劇場、劇団、本谷有希子「来来来来来」。 岸田戯曲賞受賞後、1作目。初期のころからずっと観ている「劇団、本谷有希子」だが、マヌケなことに、岸田賞受賞作のみを観逃すということになってしまった。受賞作だけが特別優れているわけではないけれども、やっぱり、ちょっとこれは悔しい。 出演者は女性ばかり、6人。りょう、佐津川愛美、松永玲子、羽鳥名美子、吉本菜穂子、木野花。「来」が五つも並ぶタイトルから、なんとなく、山本未来が出るような気がしていたのだが、そんなことはなかった。 チケットをかなり遅く買ったので、最後列に近い席。不景気のせいか、以前ならばすぐに売り切れていたような公演もなかなか売り切れなくなっているようで、直前まで迷うことができるのはありがたいのだけれども、迷っていれば席が後ろになっていくのはしかたがない。 本多劇場でこんなに後ろの席で観るのはひさしぶりだ。困ったことに、僕の視力では役者の顔がさっぱり判別つかない。木野花はひとりだけ婆さんの役だったから、まぁ、これは見分けがつく。吉本菜穂子はしゃべれば声でわかる。松永玲子もけっこう大丈夫だった。さて、何度も観ているはずの羽鳥名美子が意外とわからず、ちょくちょく見失う。あとのふたりは初めて観るひとで、やっぱり判別しづらい。主役のりょうを見失うようでは致命的だ。 しかも、出演者は6人なのに、何故か、途中まで5人だと思い込んでいたのだ。先日の「劇団、江本純子」が女優5人の芝居だったので、それで混同していたのかもしれない。佐津川愛美というひとは存在自体を今まで知らなかったので、途中までまるで認識できていなかった。 観客というものは、役者を見失うと、かなりの確率でストーリーを見失うものである。早い話が、ストーリーがさっぱりわからなくなった。演劇をあれこれ観ていると、たまにはそういうこともある。これが演劇評論家だったら、たいへんな失態だ。演劇評論家でなくて良かった。本当に良かった。 DORAMA。 1000円以上で20パーセント引きセール中。マンガ、3冊購入。榎本俊二、やまだないと、いましろたかし。 共楽、スジトロめん。500円。 帰宅。 CD、聴く。 クレイジーケンバンド「Girls!Girls!Girls!」。 またもや名盤! これは別項で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年08月17日 06時07分49秒
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