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テーマ:映画ニュース(1424)
カテゴリ:映画 その他
午前中、少し睡眠。
昼、黄金町へ。 シネマジャック&ベティ、「横浜黄金町映画祭」。 去年から始まったこじんまりした映画祭、存続を願って、応援したい気持ちで今年も足を運ぶ。 チケットぴあで買った全作品共通の前売券で、タイムテーブルであらかじめ目星をつけていた作品を2本観るつもりだった。 まず、小林政広監督「幸福 Shiawase」。 「バッシング」という作品が話題になったときに名を知って、それから少し気になっていた監督なのだが作品を観るのはこれが初めて。 過去になにかがあったふうな男女の関わりを、寡黙で思索的な、青っぽくて冷たい質感でたんたんと描いてゆく。アキ・カウリスマキ監督「過去のない男」を連想する部分もあり。こういう作品を映画館でぼんやり観ている時間というのはじつに独特なもので心地好い。 続けて、青山真治監督「こおろぎ」を観ようと思っていたのだけれども、劇場へ来て知ったのだが、なんと、今日は休映だと!? 入場時にもらったチラシに上映日程の正誤表がホチキスで留められていた。そんなバカな。4日前にもこの劇場に来ているのだが、そのときに同じチラシを持ち帰り、そのチラシのタイムテーブルを頼りに予定を立てたのだ。休映なんて大事なことを来てから知らされたのではたまらない。4日前の時点で告知されてないってのはいったいどういうことなんだ、と思って、4日前にもらったチラシを今日も持ってきているので確認したら、あらら、こっちにもちゃんと正誤表がくっついてた…。 裏面のタイムテーブルだけをすっかり信じ込んでしまったよ。本当におっちょこちょいで、損をしてばかりいる。 しかたがない。同じ時間に隣りの劇場でトークショーが始まるので、とりあえず、そっちへ飛び込んだ。こちらは映画祭の半券があれば無料で聴くことができる。 神奈川新聞・服部宏記者によるトークショー。昨年もたしかそうだったと思うが、メインプログラムと同時に、今年も横浜ゆかりの映画を特集上映していて、今年はその横浜ゆかりの映画を「ハマシネ」と名付けている。その名付け親が、この服部宏という記者なのだそうな。 話は横浜の映画館の歴史に始まり、今回上映する各作品の解説など。途中、何故か、内舘牧子について延々としゃべり続ける場面もあったが、無事に映画の話に戻ってきた。黒澤明「天国と地獄」に出てくる根岸屋のこと、山本周五郎が通った映画館など、とても興味深く。 一旦、映画館を離れる。 イセザキモール。 ちょうど、日枝神社例大祭の最中でにぎやか。 帯広亭、豚丼。 マクドナルド。 再び、シネマジャック&ベティ。 「横浜黄金町映画祭」、メインプログラムシンポジウム。 これも半券があれば無料で参加できるイベントなのだが、無料のわりにはお客が少なく、10人程度しかいなかった。出演する監督の知り合いが来たってもうちょっと埋まるだろうと思うのだがな。 進行、井川広太郎。出演、坪川拓史、濱口竜介、今泉浩一、五十嵐耕平の各監督。 進行役の井川監督は出品していない監督なのだが、進行役を任されるだけあってこのひとは話が上手い。あとの監督はそんなに話が上手いひとはいなくて、それぞれの監督が進行役から話を振られて順番にしゃべっていくような調子。せっかくのシンポジウムなのだから、それぞれの監督が語り合うような場面があっても良かったのに。みんな声も小さくて、もの静かな1時間半だった。 横山剣「マイ・スタンダード」、読了。 500ページを超える分厚い半生記、ようやく読み終わった。これはもう、矢沢永吉「成りあがり」のように、スタンダードになるべく名著だ。 こんな濃密な人生、映画にしたらいいのに。 帰宅。 ラジオ。 「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」。「シネマハスラー」は「しんぼる」。 うーむ、宇多丸ともあろうひとが、松本がアホのキャラクターを演じていることをわかっていないのだろうか。アホだから、誰もが気がつくようなことに気がつかないのだし、失敗をくり返すのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年10月01日 19時37分34秒
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