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カテゴリ:テレビ その他
1日中、自宅。
片づけるべきことがまるで片づかない。 家にいる時間が長いとどんどんだらしなくなる。 良くない傾向だ。 ラジオ。 いつも通り、「ビバリー」、「キラ☆キラ」と聴いたあと、そのまま「荒川強啓デイ・キャッチ」を聴いていたら、喜多八師匠が出演するというのでそのままつけておいたのだが、聴きながら横になっていたら喜多八師匠の出演直前で眠ってしまった。 有名人のお墓巡りについてしゃべるらしかったけれども、どうだったろうか。 テレビ、あれこれ。 ◆「いいとも」テレフォンショッキング、大杉漣。 昨日の本上まなみからのメッセージ「じつは昔、とあるコンサートで席が間近だったことがありましたが、緊張で声が掛けられずに終わりました。」 大杉「あ、わかりました。おそらくね、僕も気づいてました。えーっと、あのう、エレファントカシマシさんのライブで。」 タモリ「えーっ!? エレカシ行ったんですか?」 大杉「僕、あのう、ほとんど行ってるんです。昔から。大好きなんです。」 タモリ「解散しちゃいましたよね?」 大杉「いや、エレカシはまだ…」 タモリ「あ、エレカシね! 間違ってましたね。ミッシェル・ガン・エレファントと間違えてた。」 ◆「爆笑レッドカーペット」2時間スペシャル。 世界のナベアツ、ゴンゾーが、ニューヨークのコメディクラブに出演する企画が面白かった。ウケるかどうかはともかく、ゴンゾーが文化の壁を越えることにはなんの問題もない。興味深かったのは世界のナベアツのほうで、セリフの英訳をフリップで見せながらというやりかたではあるが、「3の倍数」のネタがきちんと伝わってウケていたので安心した。 出演した「コメディストリップ」というところは、エディ・マーフィ、アダム・サンドラーらを輩出したコメディクラブだというが、おそらく、それらの大物が現役で出ているわけではないだろう。今、「La・Mama」に行っても、ウッチャンナンチャンや爆笑問題が出ているわけではないのと同じで、実際に出演しているのはまだ売れる前の若手コメディアンたちだ。状況は日本と変わらない部分も多いんじゃないかという気がする。 これならば、もっとほかの芸人も送り込んで欲しく思える。いや、1回きりの飛び入り出演ではなく、ある程度の期間、出演させてみてはどうだろうか。案外、ニューヨークからあっさりブレイクするものが出るかもしれないと思うが。 ◆「BSマンガ夜話」、2日分。 今シーズンは3作とも読んでない作品で、オノ・ナツメだけは他の作品を1作読んだことがある程度。書店でコミック担当だったころはそれなりにマンガを読んでいたのだけれども、最近はめっきりマンガに疎くなってしまった。 ◇吉崎観音「ケロロ軍曹」。ゲスト、矢口真里、半田健人。福岡での公開収録。 いしかわじゅん「もう、ほとんどね、新しいものっていうのはね、尽きてきちゃったんだよね。あのう、さっきも言ったけど、俺たちがニューウェーブって言われて、今までと違う、今までのマンガとは違うもんをいっせいに描き始めて、で、俺たちのひとつ下の世代が、例えばしりあがり寿とかなんだけど、前、しりあがり寿と話してて、何故、自分がパロディみたいなもんで出てきたかっていうと、デビューしようと思ったときに、いしかわさんたちの世代がもう全部描いちゃってて、新しいものがなにもなかった。それでパロディってかたちで出てきたんだって言ってたけど、まぁ、そういうことだよね。このマンガでも、まぁ、新しいものがないといえばない、今まで描かれたものを、寄せ集めてるっていえば寄せ集めてるんだけど、それをどう寄せ集めて、どう組み立てていくかっていうところがね、このひとのセンスなんだよね。」 岡田斗司夫「あとあの、楽しみかたが違うんですよ。いしかわさんの世代のニューウェーブっていうのは、いわゆるお笑いでいうと『ひょうきん族』なんですよ。『ひょうきん族』世代のお笑いがいしかわさんの世代のマンガ家で、つまり、ギャグマンガを否定しようとしたり、マンガを否定しようとしたり、マンガという様式を破壊しようとしたあとがまだあるんですけども、今の芸人さんたちっていうのは、自分がお笑い芸人であることを楽しむじゃないですか。このひとも自分がマンガ家であることを楽しんで、オタクであることを楽しんで、こういうマンガが俺は好きだってことを、すごい楽しんで描いてるから。そのひとつ前のニューウェーブ世代の、いしかわさん(世代)のマンガ家のひとがギャグなんかで持ってるような、真剣さって言ったらなんかね、すごいいい言いかたになっちゃうんですけど、息苦しさとかそれがないんですね。だから、この世代のギャグマンガ家って壊れないですよね。むかし、ギャグマンガ家って壊れたんだけども。」 いしかわ「俺たちのもうひとつ上のギャグマンガ世代ってのは、まぁ、赤塚不二夫とかあのへんなんだけど、赤塚不二夫は、それまであったギャグマンガの集大成、それのもういっちばん最前列ぎりぎりまで行ったのが赤塚不二夫だったの。だからもう、そっから先はもうない、って言われてたところに、俺たちが後ろから行って、それをどんどん壊して前へ進んで行って。赤塚不二夫たちは、今まであったものを完全に完成させて、もう、これで完成形だって言ってたんだけど、完成形は壊せばいい、ってことを俺たちが…」 岡田「やすしきよしのあとに出てきた、ビートたけしとかだったんですよ。」 いしかわ「でも、俺たちが全部壊して、俺たちは、壊さなきゃいけないんで、すっごいエネルギーを使うの。だから、俺たちの世代のギャグマンガ家は、みんなね、10年ぐらいやるとちょっとあたまがおかしくなってきてね。(笑)」 岡田「だから、『ひょうきん族』世代の漫才師っていうのはやっぱりちょっと引退しちゃうんですよ、どうしても一線から退いて。」 ◇オノ・ナツメ「リストランテ・パラディーゾ」。ゲスト、麒麟・川島明、皆川ちか。 映画ライターの皆川ちかというひとが、このマンガがいかに“映画的”かという話を長々と始めて、いしかわじゅんに「なんか、ちょっとそれは俺は納得できないな。そんなもん、別に映画的でもなんでもないんじゃないの?」と手厳しく斬り捨てられていた。 ああ、これは大林宣彦が出たときと同じパターンだ。いしかわじゅんは、マンガが“映画的”と評価されることにものすごく反発する。映画をマンガよりもけして優位に置かないのも、やはり、この世代のマンガ家ならではの気概に思えるのだが、しかし、大林宣彦のようないしかわじゅんよりも上の世代がそれを言うのとは違って、皆川ちかが何歳かは知らないけれども、ある世代よりも下には、映画がマンガよりも優位なカルチャーだとする感覚はそんなにないんじゃないか。皆川ちかがたまたま映画ライターだからそういう話になっただけで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年10月28日 06時01分22秒
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