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カテゴリ:演劇
午前中、睡眠。
梱包作業。 午後、外出。 部屋のなかにいるとよくわからなかったのだが、外に出てみたらけっこう暖かかった。 暖かろうが寒かろうが、毎日同じ服装だ。 クロネコメール便、6点。 横浜東口からみなとみらいへ。 新高島駅から海側へまっすぐ歩く。 歩道橋を越えると広場があって、小さい子どもたちと、僕と同世代ぐらいの若い親たちがたくさんいた。歩道橋の階段を越えると、急に雰囲気が変わった。 ほんの数年前まで、みなとみらいなんて誰も住んでなかった土地だが、マンションが建って、若い家族が住むようになっているようだ。 臨港パークへ。 「大唐十郎展」第3弾、劇団唐ゼミのテント公演を観にきた。 けっこう広い公園なので、テントはすぐには見当たらなかった。日曜でもあり、この公園にも若い家族や犬を連れたひとなんかが多くいる。 最寄り駅からの順路と違い、パシフィコ横浜の展示ホールを乗り越えてきたのでなんの案内表示もなかったが、海の際まで降りていったら、ちゃんと道しるべが貼りつけてあった。 臨港パークのいちばん隅っこのほうに、青いテントは建っていた。 特設青テント、劇団唐ゼミ「海の牙‐黒髪海峡篇」。 開演10分前ぐらいに到着。ゴザ敷きで、クツを脱いであがる客席だった。真ん中には花道がある。先日のリサイタルよりかは若い客が多いかと思う。劇団員が若いからだろう。 唐十郎は作・監修のみ。演出は、中野敦之というひとがやっている。唐よりはぜんぜん若く、30代か40代かに見えたが、検索してみたら1981年生まれだったので驚いた。このひとはリサイタルのときも声が大きく目立っていた。 一幕が100分、休憩を10分挟んで、二幕が45分。長かった。 結論からいってしまえば、どうもぴんとこない。唐十郎が登場した当時のことはもちろんリアルタイムでは知らないけれども、かつてはカウンターカルチャーだったものが、時を経て、すでに権威化された今となっては、当時と同じような意味にはなりようがないだろう。残っているのは美意識だけだろうと思う。カウンターの部分は失われ、「アングラ」を教養的に吸収した、イミテーションのように見えた。現代の社会とは切れたファンタジーになっているのだ。 たとえば、少し前の毛皮族なんかは、「アングラ」的ではあっても、とても今日的なものが盛り込まれていたと思う。固有名詞化された「アングラ演劇」ではなく、本来の意味でアンダーグラウンドな面白みにあふれていた。 端的にいえば、劇団唐ゼミは、あの唐十郎の名前であることだし、入団に際しては親御さんも安心でありましょうが、毛皮族やゴキブリコンビナートや、その他のいくつかの劇団は、親が観たら泣くような芝居をやっている。どちらがいいかは別として、そのような違いはあるということだ。 開演前、幕間、終演後に、中野が出てきてあいさつや説明をしたのだが、おもいっきり普段着で客の前に立つのには、ファンタジーとしても興ざめした。 ラストはテント芝居らしく、舞台の後ろが開いて、本物の海が背景となった。序盤にも、サイドの幕が開いてそこから役者が現れる場面があったが、その向こうに、公園の警備員が歩いているのが見えるのはなかなか面白い光景だった。虚構世界が外部の現実と混ざりあうことは面白いが、そのためには、内部に現実を作っては綻んでしまう。 カーテンコールには唐十郎も登場した。出演していたどの役者よりも、いちばん存在感があった。 ジャックモール。 Sガスト、若鶏竜田丼。 マクドナルド。 雑務。 TSUTAYAにも寄ったが今日は古本買わず。 そろそろ、予算を抑えないといけない。 帰宅前、うちのすぐ近所で渡辺文樹監督のポスターを発見! うわぁ、渡辺文樹がこんなこところまできたのかぁ。来週、川崎と横浜とで上映会があるようだが、残念なことに両日とも都合が合いそうにない。 12月1日からは高円寺の油野美術館というところで1週間の特集が組まれるようで、これは検討したい。この油野美術館というのもなんだかあやしげで気になる。 帰宅。 日記更新など。 ツイッターにも時間をかけて別のことを書いてたりして、日記と同じことを書いたほうが効率はいいだろうにと思うけれども、思考があちこちぽんぽん飛ぶのだからしかたがない。 だから、この日記の更新も、飛び飛びになってしまうのです。 ◇11月13日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年11月14日 19時23分45秒
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