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カテゴリ:本
少しだけ眠って、朝、深夜から引き続き読書。
円城塔「後藤さんのこと」、読了。ハヤカワ文庫。 短編を6本収録。円城作品は難解との評判だけれども、わかるものとわからないものとがあって、わからなさも含めて面白いと思った。言葉への疑いが根底にあるところは、小説をほとんど読まない僕みたいなもんにはむしろ入っていきやすかった。言葉を信じきっているようなものは、どこか居心地が悪い。言葉へのクールな態度が、ただ文字を追っていくことをシンプルに心地好いものにするのだろう。 SFオンチとしては、巽孝之の解説はいろいろ新鮮で勉強になった。こういうものを思弁小説というらしい。 アマゾンのレビューを読むとやっぱりそういう感想があるのだが、表題作なんかはラーメンズのコントを連想させるものがある。Wikipediaでざっと勉強してみると、メタフィクションやスペキュレイティブ・フィクション(思弁小説)、あるいはスリップストリームなどのようなことは、お笑いのフィールドでは、無自覚的にあっさりと行われていることがわりとあるんじゃないかと思う。それらの多くは、無自覚ゆえにじつに脆いわけだが、しかし、「笑い」を追うと自然とそうなってしまうことは非常に興味深い。 その流れで「認知的不協和」という言葉も知った。社会心理学用語だそうだが、これなんかは、90年代に流行ったいわゆる「シュール」なコントによく出てきたものじゃないか。「笑い」として観ていたけれども、じつは「笑い」ではなかった可能性もありそうだ。
ツイッターを見て、金環日蝕の盛りあがりに気がつく。 今朝だったのか。その時間、ちょうど眠ってた。 日蝕関係のリツイートで、朝日新聞のあの赤田康和記者のアカウントが流れてきて、おおっ、と思う。 7年前、テレビ欄の「試写室」というコラムでやたらと自分語りをしていた「康」のことはこの日記で何度か書いた。あの「康」がツイッターをやっていたとは! もうひとつ、ツイッターより。 米朝師匠がアンドロイドになるという衝撃のニュース。 製作はあの石黒浩! 昼、少し眠ってたらずいぶん遅くなってしまった。 梱包作業。 遅めに外出。 ひざの傷みはだいぶマシになってきた。 クロネコメール便、2点。 いよいよひどい。しかし、今日のところは為すすべなしだ。 駅前のドトール。 雑務、3時間ほど。 吉野家、牛鍋丼。 帰宅。 「Hulu」の2週間の無料期間が終わってしまうので、詰め込みで視聴。 「Glee」は結局、2話観ただけでストップ。代わりに「モテキ」のドラマ版を続けて観ていた。あと6話、3時間ぶっ通しで観なければ間に合わない、という状況だったが、3話を残したところで疲れてきた。「モテキ」ならほかの動画サイトでもあるんじゃないかと思い、検索してみたら中国の動画サイトに見つかったので、残りはそちらで観るとして、無理に観ないでもうやめることにした。ほかで観ることができるなら、じゃあなんでわざわざ「Hulu」で観てるのかという話にもなるが。 で、「Hulu」を解約したのだが、ここでとんだミスをしていることがわかる。無料期間を1日間違えていたのだ。 無料期間は「2週間」だから昨日まで。それを「2週間後」と解釈していた。「後」では1日遅くなる。昨日のうちに解約していれば無料だったのだが、1日過ぎてしまったから1ヶ月分980円の視聴料が派生してしまった。なんということだ。こういうところが本当にいい加減というかなんというか、なんできちんと確認しておかないのかと思う。ほんと馬鹿。 しかし、解約したらすぐに観られなくなるわけじゃなくて、その料金のぶん、つまり、あと1ヶ月は観ることができるようだ。「モテキ」、最後まで観ることできるじゃないか。しょうがないから、もとをとるためにいろいろ観まくるか。
2時間ほど、睡眠。 ラジオを聴きながらメール処理など。 ツイッター。 今日は昼間から、「いいとも」に久保ミツロウが出たことがずいぶん話題になっていた。ちょうど「モテキ」を観ていたところなのでタイミングがいい。夜になったらYouTubeで動画を確認できた。 以前に西村賢太が出たコーナーと一緒か。久保ミツロウ、写真で観たことはあったけど、動くすがたは初めて。こういう雰囲気のひとなんだな。テレビ初出演だそうだが、さらなる展開もありそうだ。ひさしぶりに現れたサブカルチャー側の文化人という感じがある。 ◇5月21日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年05月22日 05時38分37秒
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