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テーマ:日本人のルーツ(527)
カテゴリ:科学・化学・考古学など
3万年前の冒険 台湾→与那国島 丸木舟の45時間② 島の光!? 幻覚を見た
沖縄・与那国島をめざして台湾を7月7日午後2時半すぎに出航した丸木舟チーム。かじ取りを担当した田中道子さんは、台湾の陸地を振り返っては方角を確かめ、東をめざしました。「丸木舟は真っすぐ進まず、いつも振り子のようになっている」。ゆらゆら進む舟で、陸が見えないときは太陽、月、星を頼りに進み、太陽が高いところにあるときにはうねりの方向を参考にしました。 初日の夕方、北風で海が荒れました。三角波が立ち、丸木舟に海水が浸入。原康司キャプテンは「じゃぶじゃぶ入ってきて、これはまずいなと。普段の練習ならこの状態で引き返した」と振り返ります。本番の航海では2回までは転覆しても頑張ると決めていた原さん。「夜に転覆すると危険だ」と不安が頭をよぎりましたが、排水を続けてギリギリのラインでかわしました。 ○ 航海する丸木舟チーム(3万年前の航海プロジェクト提供) ※黄色は日中、赤紫色は夜 夜半から凪(な)いだ海で迎えた翌朝、西の雲の間に、台湾の陸地が思ったより近く見えました。原さんは「あまり陸から離れていないのではないか」と感じましたが、このころ黒潮の本流を抜けていたことが後の航路解析で判明します。 黒潮を抜けたころ、伴走船から見守っていた海部陽介プロジェクト代表は、丸木舟が一気に東へ進み始めたことで「いちばんハラハラした」瞬間を迎えます。「与那国島のはるか南側を通過してしまうのではないか…」 しかし午後、丸木舟の動きは、海部さんの心配とは違う展開に。東へ進んだ後、北へ、そして北東へと向かったのです。このとき丸木舟の原さんは、戦略通り与那国島を探す作業に入っていました。伴走船でGPS(全地球測位システム)を確認した海部さんは「いい方向に進み始めた」と一安心です。 午後8時ごろ、日没直後に雲が出て星が見えなくなりました。心配する海部さんをよそに、原さんは「全員休憩」の指示を出しました。このとき、丸木舟では「日中の暑さが半端でなく、こぎ手は疲労困懸(こんぱい)していた」と田中さん。 原さんの判断の裏にはある勘違いもありました。日没間際、島を探していた方角から明かりが見えたのです。このまま流れに乗って島に近づける、と思った原さん。しかし後の航路解析によると、舟は、島が見えるはずのない遠いところにいました。島の明かりは幻覚だったのです。 丸木舟チームにとって幸運なことに、このとき海の弱い流れが島に向かっていました。 ○ 3日目の明け方、見張り役が灯台の光を見つけました。与那国島から40キロメートル。舟は、3万年前には存在しない光の方に向かって流れていました。 空が明るくなると、丸木舟チームは島を覆う特徴的な雲をめざしました。そしてついに島影をとらえ、9日正午前に与那国島に到着しました。 海部さんは「航海で多くのことを学べた」と意義を強調しつつ、続けました。「いまだに頭の中では謎の部分が残っている」 (つづく) 「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月25日付掲載 与那国島はかなり近づかないと見えないけど、台湾の方はだいぶん離れてもまだ見えている。 その分の距離感をつかみづらい問題も。 今回は潮の流れとか幸運に恵まれたこともあったのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月29日 07時53分27秒
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