テーマ:たわごと(26739)
カテゴリ:韓国、北朝鮮
2016年1月1日、北朝鮮の金正恩第1書記は、国営メディアを通じて新年の辞を発表し、「経済強国」の建設をアピールした。
新年の辞では核兵器や日本への言及はなかったと報道された。 2016年1月6日、北朝鮮は「特別重大報道」で、「米国と対峙するわれわれは水素爆弾を手に入れた」と強調し、小型水爆実験の実施を宣言した。 北朝鮮北東部、核実験施設の30キロ圏内でM5.1の揺れが観測された。 『不言実行』? 北朝鮮、初の水爆実験発表 「特別重大報道」で表明 2016年01月06日 西日本新聞 北朝鮮は6日、初めての水爆実験を実施したと発表した。正午(日本時間午後0時半)からの「特別重大報道」で明らかにした。日本気象庁などによると、発表に先立つ6日午前10時(日本時間同10時半)ごろ、北朝鮮の北東部でマグニチュード(M)5.1の揺れがあり、中国当局は爆発が原因の可能性があると伝えていた。日本政府は6日午前「北朝鮮による核実験の可能性があり、情報の収集、分析を行っている」と発表した。 …(略)… 「中国の大手ニュースサイト「新浪網」は6日、北朝鮮の水爆実験について、1月8日に33歳の誕生日を迎える金正恩第1書記への「贈り物」との見方を伝えた。」と産経ニュースの報道があった。 青年大将の国威発揚政策なのだろうか? 北朝鮮核実験 水爆実験は金正恩第1書記への“誕生日プレゼント” 中国ニュースサイト 2016.1.6 産経新聞 北朝鮮による水爆実験を実施発表を受け、日本政府は地域の安全保障への重大な脅威になるとして北朝鮮を強く非難するとともに、国連安全保障理事会での緊急会合を米国と共同で要請した。 水爆実験の実施で、北朝鮮は日米だけでなく、国境近くで核実験をされた中国からも見放され、外交面の孤立をさらに深めた。 国連で拒否権を発動しそうな常任理事国はロシアのみ。 ロシアも近隣の水爆保有国は、ちっとも可愛くないはず。 他国の水爆を心配して自国の核物質の心配をしないことこそ、平和ボケ。 【原爆と水爆】 原子爆弾(原爆)は原子核の核分裂エネルギーを利用する核兵器。 原爆はウラン235、プルトニウム239などの核分裂連鎖反応を利用する。 長崎に落とされた核爆弾はプルトニウムを利用しているが、核分裂エネルギー利用なので原爆。 水素爆弾(水爆)は核融合エネルギーを利用する核兵器。 水爆は重水素や三重水素(トリチウム)の核融合を利用する。 水爆は重水素や三重水素の原子核どうしを融合させ、ヘリウムの原子核ができるときに発生するエネルギーを利用する。 核融合反応を起すには数千万度の高温が必要となり、その高温を発生させるために核分裂爆弾を利用する。 【原爆と原発】 短時間で爆発的なエネルギーを発生させるのが「原爆」、「水爆」。 長時間でじんわりとエネルギーを発生させるのが核分裂型の「原発」で、核融合を利用しようとしているのが、日本以外の国々が実用化を諦めた「核融合炉」。 「原爆、原発、一字の違い」とは、実にうまい言い回しだと思う。 自然界にはごくごく僅かしか存在しない、半減期がとても長く、放射線毒性が強いプルトニウムを大量に発生させるのは同じこと。 我が国のプルトニウム管理状況 原子力委員会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月08日 18時38分24秒
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