テーマ:政治について(19803)
カテゴリ:寺社、パワースポット、予言
ジャック・アタリ(Jacques Attali)氏は1943年、アルジェリア生まれ。
1981年~1991年、フランス・ミッテラン大統領の補佐官、。 1991年~1993年、初代欧州復興開発銀行総裁。 ソ連崩壊、金融バブル、新たなテロの脅威、インターネットによる世界変化などを予測し的中させてきたことなどから、「ヨーロッパ最高の知性」と称される。 アタリ氏の長期の世界情勢予測についての記事が掲載されている。 “欧州の頭脳”ジャック・アタリが 世界のリスクと新秩序を大予言! 2016年1月4日 ダイヤモンド・オンライン …(略)… 2016年はどうなる? 希望とリスクに満ちた世界情勢 21世紀の世界は希望とリスクに満ちていると、私は考えます。これから数十年先にかけて、世界の姿はどうなっていくのでしょうか。 まず注目すべきは、人口という視点です。たとえば2050年には、世界の人口は大災害が起こらない限り、現在より25億人増加して95億人になる見通しです。先進国を中心に人の寿命は今より8~10歳伸びる一方、出生率は低下し、人類は高齢化していきます。人類の3分の2は都市部で生活するようになり、各都市の人口は2倍に膨れ上がる。現在でも世界の人口のうち2億人が、自分が生まれた国とは違う国に住んでいますが、気候変動の影響などで大きな人口移動が起き、10億人は自分が生まれた国と違う国に住んでいることでしょう。 次に国という視点です。2050年には人口が増えているところも減っているところもあります。米国は8000万人、フランスは900万人増える一方で、ドイツは1000万人、ロシアでは3000万人ほど人口が減少するでしょう。日本の人口は1億人を切ります。それに対して、アフリカの人口は10億人から25億人へ急増し、アフリカの国々が世界の「希望」となるでしょう。 …(略)… テクノロジーの進化などにより、今後も経済成長の余地がある-資本主義の継続を予測している。 キーワードは「市場経済」と「民主主義」。 キーワードが導くリスクは、グローバル化する「市場経済」が招く国家と資本の間の相克と、「民主主義」による自由の噴出による社会の混乱。 ソ連の崩壊により東西対立が解消した後、政治経済は米国一極集中となると思われていた。 しかし超過利潤を求めて蠢く、国境を持たない「資本」は、途上国で展開を強め、米国の相対的地位は低下し、世界秩序は混沌。 アタリ氏が提案する新世界政府構想が正解かどうかは不明。 トマ・ピケティ氏の唱える「グローバルな資産課税」も世界的な強制力を前提とすると考えると、アタリ氏の提案に近いと見受けられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月29日 16時36分04秒
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