テーマ:意識改革!(3)
カテゴリ:自動車
過去2度のリコール隠しでも企業体質を改革できず、燃費不正を行った自浄能力なき三菱自動車の体質改革が始まった。 ことの重大性から、日産出身の取締役の就任は当然。 執行役員、部長クラスも、具体的な企業施策の評価者、判定者であれば交代するのは当然。 新車の開発の遅れで部長2名が諭旨退職になった事例もあり、幹部社員の正直者はいなくなっている可能性も大。 三菱自動車 執行役員2人降格 by kazo 2015年11月27日 Car Life 東芝も、三菱自動車も、失敗を許さない体質で運営していた気配が濃厚。 原発事業の損失が話題になっているが、東芝も話の始まりは会計不正。 …不満充満で深刻な亀裂の芽 文/河村靖史/ジャーナリスト 2017年4月6日 Business Journal 日産自動車が、資本提携した三菱自動車工業の完全支配に乗り出している。 ルノー・日産連合トップであるカルロス・ゴーン氏をはじめ、日産から5人が三菱自の取締役に就任したのに続いて、4月にも新たに日産の人材を三菱自の執行役員クラスに派遣。 本部長クラスにも日産出身者が相次いで就任している。 しかも三菱自は執行役員数を3割減となる27人に削減された。 三菱自プロパーからは「子会社扱いされている」と落胆する声が広がっている。 …(略)… ただ、今春に一気に占領軍が派遣されることになった。 日産で新興国市場向けブランドのダットサンを担当していたヴァンサン・コベCVP、開発を担当していた藤本直也CVPが常務執行役員、カルティエ・ギョーム氏が常務執行役員、日産で購買を担当していた辻谷隆英VPが執行役員にそれぞれ就任した。 しかも、前述のとおり三菱自は意思決定を迅速化するため、執行役員数を従来より3割減らして27人とする。 このうち、25%となる7人が日産出身だ。 これ以外にも理事・経営戦略本部アクセラレーション室長、理事・TCS本部長のほか、EV・パワートレイン技術開発本部や調達管理本部の部長クラスといった幹部クラスに日産出身者を相次いで派遣している。 …(略)… 「組織は(会社は)頭から腐る」とは、よく使われる言葉。 販売台数の比率の少ない日本だからという考えでは、ルノー・日産の傘下であっても、世界では闘えない。 「頭」を入れ替えるのがいかにたいへんな事か、日産の社員がよく知っているはず。 天下り先のようになっていた有力子会社も切り離してV字回復を遂げた。 ポス減少トが気になるような安定志向では、パワートレイン、運転制御の根本が変わろうとしている自動車業界は向いていない。 都合の悪いことを隠蔽して格好をつけることが三菱としてのプライドではないと言うのなら、まずは正直者(信頼される組織)になるべきだ。 過去の不正のときは助けてくれた三菱自動車の親会社、三菱重工もそれどころではない。 大型客船事業で転倒、航空機事業で足をすくわれ、さらに原発事業で損失を蒙ろうとしている。 …赤字1兆円の原発企業に巨額出資の博打、赤字垂れ流し事業も 2017年4月3日 ビジネスジャーナル
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最終更新日
2017年04月07日 13時00分07秒
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