カテゴリ:EV 電気自動車
トヨタとテスラはEV市場で対決することになるのか? 2010年5月、トヨタはテスラとの業務提携を発表。 トヨタはテスラに35億円出資。 2010年7月、EVの共同開発開始。 2012年5月、「RAV4 EV」年内発売を発表。 車両価格約550万円。 車重1,829kg、最高出力115kW、最高速度約160km/h。 バッテリーパック、エレクトロニクス、パワートレインコンポーネントは、2012年6月に発売されたTesla Model Sセダンと同等とされたいたが、航続距離約160kmで平凡なEV。 2014年8月、「RAV4 EV」販売不振により、生産終了。 トヨタはテスラの株式を一部売却。 2015年4月までの米国での販売累計は2,489台。 かつての提携先が強敵に? 2017年6月12日 clicccar …(略)… MIRAIの発売後、イーロン・マスクCEOはFCVは価格が高く、エネルギー効率が悪いとして「フューエルセル(燃料電池)はフール(愚かな)セル」「燃料電池は永遠のミライ技術」などと、言葉を選ばずFCVを激しく攻撃。 日経新聞によると、その後トヨタはテスラの株価上昇に合わせ、2016年内にテスラの1%超に当たる約234万株全てを売却、500億円以上に上る売却益を得た模様です。 一方、カリフォルニア州では「ZEV(Zero Emission Vehicle)」規制強化が待ち受けており、2018年以降、排出ガスを一切出さない電動車(EV、FCV)の販売比率が引き上げられる見通し。 そこでトヨタは2016年12月1日付けで「EV事業企画室」を社内に設置。 駆動用2次バッテリーの性能向上で航続距離問題が解消されつつあり、急速充電も大幅な充電時間短縮が見込める状況 になってきたことから、PHVやFCVに加えて、インフラ整備の観点で早期普及が見込める「EV」を加え、全方位で対応する方針に打って出ました。 持ち前の開発力と資金力を活かし、「EV」の品揃えを充実させ、フルライン体制で米国の規制強化を乗り切る考えのようで、東京五輪が開催される2020年を目標にEVの市場投入を目指しているようです。 …(略)… トヨタはテスラとの提携で、戦力となるEVをラインナップし、FCVに注力しようと考えていたのかもしれない。 できた車は凡庸なEVであり、「ウリ」は見出せなかった。 1996年量産開始の初代のRAV4EVはトヨタ製。 平凡な航続距離のEVであれば、トヨタは自前で作ることができる。 テスラとの提携は株式価格高騰による収入はあったが、ZEVラインナップ強化の観点の意義はなかった。 RAV4EVでも日産リーフでも、バッテリー交換時の費用の高さがネック。 また、環境面では廃バッテリーの処分方法が問題となる。 先進の高次元テクノロジーのテスラは、車両が高価格であるため、トヨタ対テスラの対決が見られるのは米国だけ。 中国、インド、インドネシアでは現地資本と工場進出した外資系合弁企業との対決になる。 テスラは米国のみでEV市場のライバル。 イーロンマスクCEOによるとモデルSの場合$12,000程度とのこと。 1$=110円とすると132万円。 :テスラが発表 2013年6月26日 WIRED イーロン・マスクCEOが自動バッテリー交換システムのデモンストレーションを行った。 有料ながら空のバッテリーをわずか90秒で満タンのものと交換できる。 ユーザーは自分の車のバッテリーが中古のものに替わってしまうことを心配する必要はないという。 …(略)… 同システムで利用されるバッテリーは、レンタルのような形で提供される。 ユーザーから回収した空のバッテリーは、交換が行われた充電ステーションに保管され、同じ充電ステーションであれば次回の交換の際に満タン状態でふたたびユーザーに渡される。 このためユーザーは、自分の車のバッテリーが中古のものに替わってしまうことを心配する必要はない。 また、交換したバッテリーをそのまま使う場合も特に問題なく、同社のバッテリー保証はどのバッテリーパックにも適用される予定だ。 …(略)… ー 世界の286人の長期データから 2016/11/03 TARORIN.COM …(略)… どうしてテスラだけ劣化が少ないのか 実はテスラのバッテリーには大きな大きな特長があります。 それは、「いつも温度管理をしている」ということです。 バッテリーは、オーバーヒートやオーバークールの状態だと、劣化が早くなります。 ノートPCや携帯は、そういった管理をしていませんが、テスラのバッテリーは、液体で冷却・加温しているので、長持ちするのです。 「そんなことしたらもったいない」と思うかもしれません。 しかし、電気自動車で最も高価なのはバッテリー。その値段からすると消費に用いる電力ははごくわずか、無視し得るぐらいのものです。 ガソリン車でもさまざまな部品の劣化が生じますし、冷蔵庫だってテレビだって待機電力を消費します。 ですから(モデルSが発売される前の)テスラ・ロードスターからこの機能を搭載したことには先見の明があり、また非常に賢いソリューションだと言えるでしょう。 ちなみに、500,000マイル(なんと80万キロ)走っても、劣化はもとの80%程度とのことです。 下記のブログによると劣化は2年後で3%だという。 温度管理と各バッテリーのブロック制御の賜物とのこと。 2年5.2万キロ 2016年9月8日 EV smart ブログ 充電・走行について使い方が悪いと電池がアウトになることもあるようだ。 困っています。 2015年10月22日 YAHOO!JAPAN 知恵袋
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最終更新日
2017年06月16日 06時00分12秒
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