テーマ:電気自動車(292)
カテゴリ:EV 電気自動車
有力な消費者向け情報誌の「コンシューマー・リポート」がテスラ・モデル3の推奨を取り下げた。 理由は下記の通り。 米有力誌がテスラの 信頼性を問題視 2019年2月22日 ロイター 米消費者向け情報誌「コンシューマー・リポート」は21日、信頼性の問題を理由に、米電気自動車大手テスラの「モデル3」の推奨を取り下げた。 同誌によると、モデル3の生産加速に伴い、車体やインテリア、窓、塗装の問題の報告が増加したという。 同誌がモデル3を推奨してから9カ月もたたずに推奨を撤回したことで、モデル3発売以降、テスラが直面してきた「質」の問題が浮き彫りになった。 コンシューマー・リポートは多くの消費者が自動車購入を検討する際に参考にしている。 同誌のランキングは走行試験、信頼性、安全性、オーナーの満足度の評価に基づく。 モデル3の低評価が響き、同誌の2019年の自動車ブランド別ランキングで、テスラは33ブランド中19位に沈んだ。 テスラ側は電子メールで「モデル3の購入者が経験した可能性のある問題を修正するための大幅な改善をすでに行った」と説明。 「当社の方針では、製品に満足していない顧客には全額返金での対応を認めている」とした。 今回、衝突被害軽減自動ブレーキ(AEB)を搭載していない自動車が推奨されなかったことで、ゼネラル・モーターズ(GM)の「シボレー」など人気車種を扱う他のメーカーに対しても、AEBを標準装備とするよう求める圧力が強まっている。 …(略)… 車体、インテリア、窓、塗装の品質は、いずれも量産品質の要。 低コストでの量産は様々の知識とノウハウの集積で成り立っている。 ロボット化の容易でないものも多い。 モデル3の量産品質はロボット化で克服できない課題ばかりとは思えない。 テスラがたいした量産技術を持っていないことを意味している。 おそらくこれに経年劣化の問題が覆いかぶさるのだろう。 テスラは過熱している人気に支えられているからよいが、普通の量産メーカーが同じ様なことをしたら、死活問題となる。 AEBの装備は、遅れている米国のトヨタ、ホンダも慌てさせていると思われる。 精緻で、稠密な日本向けではなく、米国向き、大陸向きのAEBの技術開発が必要なのかも知れない。
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最終更新日
2019年03月30日 06時00分19秒
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