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中華人民共和国は建国70周年。 民国期限では中華民国108年。 日本は2676年。 日本は本当にそんなに古い国なのか。 王朝が続いたのか。 中国や、少なくとも今日の香港以上に国慶節を祝う日本に、中国人が疑問を抱いた。 王朝の正当性を示すのは「正史」「国史」。 これは中国から学んだ知恵。 「正史」に記された内容を史実とするのは歴史学の原則。 中国は建国70周年、 =中国メディア 2019-09-27 16:12 中国は悠久の歴史を持つ国だが、その歴史はさまざまな王朝の勃興と滅亡の歴史だ。 中国と呼ばれる「中華人民共和国」が建国されたのは1949年のことであり、今年は建国70周年の節目の年だ。 一方、日本はどの時代においても「日本」であり、中国のように国名が変わったことはない。 中国メディアの今日頭条は23日、「日本が建国されたのはいつなのか」と疑問を投げかけ、日本の建国の歴史について紹介する記事を掲載した。 記事は、日本の建国記念日は2月11日となっているが、これは紀元前660年に初代天皇・神武天皇が即位した日に当たると紹介し、明治時代に2月11日が「紀元節」とされ、現在は「建国記念の日」として国民の祝日となっていると解説した。 ― 引用終り ― 神武天皇は日本の初代天皇。 諱(いみな)は彦火火出見(ひこほほでみ)あるいは狭野(さぬ)。 日本神話に連なる伝説上の初代天皇。 『日本書紀』・『古事記』によれば天照大御神の五世孫。 畝傍橿原宮に都して日本を建国したと記される。 『古事記』の完成は712年。 『日本書紀』の完成は720年。 『日本書紀』が勅撰の正史。 『古事記』も序文の記載により勅撰とする見解もある。 古事記は日本最古の書とされているが、原本は現存しない。 乙巳の変で中大兄皇子(天智天皇)は蘇我入鹿を暗殺する。 これに憤慨した蘇我蝦夷は大邸宅に火をかけ自害。 この時に朝廷の歴史書を保管していた書庫が炎上し『天皇記』など数多くの歴史書が失われたとされる。 「国記」は難を逃れ中大兄皇子(天智天皇)に献上されたとある。 書庫の炎上は、新たな歴史を創造するための焚書とみる見解もある。 歴史は権力者により作られる。 神武天皇の即位は辛酉年1月1日。 この日付はグレゴリオ暦だと2月11日で、明治時代にこの日が紀元節とされた。 和洋混交で近代国家を目指した明治政府・大日本帝国らしい。 1940年(昭和15年)、神武天皇即位紀元(皇紀)2600年を祝い、戦時下の日本で「紀元二千六百年記念行事」が展開された。 歴史の長さによる、民族の優位性を説き、神国日本と軍国日本が同一視された。 1941年12月、日米開戦、太平洋戦争が始まる。 正当性の誇張はろくなことにならない。
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最終更新日
2019年10月11日 06時00分13秒
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