テーマ:自動車・交通(1690)
カテゴリ:自動車
新型コロナウイルスによる肺炎で日産自動車九州が2日間生産停止。
日産自動車九州は日産自動車のほぼ半分の生産を占める主要工場。 堀江政嗣 2020年2月10日 Bloomberg 日産自動車は、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で物流が混乱し中国から部品を調達しにくくなっていることから、日産自動車九州の工場(福岡県苅田町)の稼働を一時的に停止する方針を固めた。 同社広報担当の百瀬梓氏が10日に明らかにした。 国内向けの「セレナ」や「エクストレイル」のほか、北米市場など輸出用のモデルも生産する同工場を、今月14日と17日の2日間、生産調整を行うことを計画している。 その後すぐに再開することを想定しているという。 国内の他工場には現時点で影響は出ていないとしている。 新型肺炎の影響で日系自動車メーカーが国内工場の稼働停止を決めたのは、日産が初めて。 ― 引用終り ―自動車メーカーでは韓国の現代自動車が4日、同様の問題で韓国内の工場での生産を停止する方針明らかにしていた。 日産自動車九州のご案内 日産自動車九州は、周防灘に面した福岡県苅田町に位置しています。 1975年に日産自動車九州工場(九州初の自動車工場)として生産を開始。以来、数々の日産車を世に送り出してきました。 そして2011年、日産自動車九州工場は『日産自動車九州』として新たな一歩をスタートいたしました。 私たちは、これからもアライアンス生産方式(APW)※により、時代とともに多様化するお客様の要望にも柔軟に対応。最先端の技術を駆使した、コストパフォーマンスの高い、確かな品質のクルマを約束通りの短い納期でお客さまにお届けしてまいります。 敷地内の専用埠頭からは、ここ日産自動車九州で生まれたクルマを国内のみならず世界中のお客さまにお届けしています。 そこには、一人ひとりの創意から生まれる工夫や改善がクルマに活かされ、深い愛情が随所に注ぎ込まれています。 これからも、日産自動車九州の心を込めたモノづくりにぜひご期待ください。 ※APW・・・Alliance Production Way ― 引用終り ― 1994年、日産のグローバル展開に向け「ものづくり」のノウハウを集大成したNPW(日産生産方式(Nissan Production Way))が制定された。 APWはルノーと日産の生産に対する考え方やノウハウを統合して確立した両社共通の生産方式。 2010年1月に本格稼働した日産車体九州の新工場は、ルノー・日産アライアンス生産方式(APW)に基づいて設立された。 海外では2010年3月、インドのチェンナイの新工場は、ルノー・日産アライアンスとして手掛けた初の新工場でAPWが取り入れられた。 後にアライアンスに加わった三菱自動車でも取入れられている。
APWは多車種少量生産のためのフレキシブルな生産を実現した。 この生産方式の導入で、品質を維持しながら両ブランドのモデルを混流生産が可能となる。 受注生産型の部品調達と組立と販売の同期生産・統合をはかりながら、生産の徹底的効率化をはかる。 部品調達もグローバルな統合に含まれている。 2日程度生産停止しても、日産自動車は微動だにしないことだろう。 白水徳彦 2020年1月29日 ロイター ― 引用終り ―経営再建を急ぐ日産自動車(7201.T)が追加リストラ策として新たに2工場の閉鎖と、米国・欧州を中心にした事務系社員4300人以上の人員削減を検討していることが関係者への取材で明らかになった。 カルロス・ゴーン前会長の拡大路線で一段と低下した収益力の立て直しを目指す。 社内には2020年3月期(今期)決算にリストラ費用を計上すると、営業赤字に転落する可能性を指摘する声もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月14日 06時00分17秒
コメント(0) | コメントを書く
[自動車] カテゴリの最新記事
|
|