テーマ:注意!流行中の感染症(188)
カテゴリ:経済
橋本 宗明 日経ビジネス編集委員 日経バイオテク編集委員 2020年3月19日 日経ビジネス 中国の科学技術省の張新民主任は3月17日に北京で開いた記者会見で、富士フイルムホールディングス(HD)の100%子会社である富士フイルム富山化学(東京・中央)が創出した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」が、新型コロナウイルスの治療に有効だと発表した。 有効成分であるファビピラビルの臨床試験で良好な結果を得たとし、「今後、中国内の医療機関に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の診療ガイドラインへの掲載を推奨する」などと語った。 しかしながら、このニュースが富士フイルムHDの業績に直接影響することはなさそうだ。
ファビピラビルの物質特許は中国では既に切れており、臨床試験では中国の製薬企業が製造したジェネリックが使われた。 富士フイルム側は16年6月に中国の大手製薬企業である浙江海正薬業とファビピラビルの特許ライセンス契約を締結して、開発・製造・販売する権利を供与していたが、その契約は既に終了している。 浙江海正薬業など、現地の製薬企業が製造するファビピラビルが仮に中国で広く使われたとしても、富士フイルム側にライセンス料などが入ってくるわけではないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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maki5417さんへ
安倍首相と彼の官僚たちは感染拡大にどこまでも「平時」「通常体制」で経済運営をすすめるつもりのようです。 富士フィルムは自民党への貢献度が少なかったのかもしれません。 日本より先に理系のメルケル首相は、アビガンを確保しました。 「安倍首相しかない」と自民党と安倍首相を支持する者たちと共に、日本国とその国民は衰退を選択しています。 (2020年04月11日 08時20分06秒) |
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